累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

生産者さん紹介

プレマの商品を作ってくださっている生産者さんたちを紹介。 その魅力に迫ります

あなたのためは、私のため 私のためは、あなたのため アルテミス 中野ようこ氏

投稿日:

ピンク色の布ナプキン「月のやさしさ」のアルテミス代表 中野ようこさんにお話を伺いました。

1996年より女性や母子の心身の調和を育むさまざまなワークショップを企画・運営。 女性が、地球が、本来あるべき姿を取り戻すためのサポートの一環として 『月のやさしさ』の生産と販売を手がけた。布ナプキンのパイオニア。

 

心身の調和は「命」を大切にすること

 

布ナプキンを販売する前は、自己表現のワークショップをしていました。

伝えたいことは、心身の調和の大切さ。

それを伝えるツールのひとつとして、布ナプキンに着目しました。

活動のきっかけは結婚後、アメリカで暮らしたこと。

私が社会人になった37年前は、男女雇用機会均等法もなく、
女は良妻賢母を目指すものという認識が強かった。

夫はそういう人ではなかったものの、私自身が固定観念を取り払えなくて。

でも、アメリカでは聞かれるんです。

「あなたはどう思うの?」って。

自分の意見を言ってもいいんだ!と、驚きましたね。

産後、子どもがまだ小さいころって、女性は自分探しをしますよね。

動きたいけど動けないし。

当時、社会運動をしていましたが、環境問題を扱うのは難しく、
体力がないと戦えない時代で、体を壊しました。

それで、自分を大切にしながら社会のためにできること、
そして、もっと体にいいことを、と考えました。

アルテミスのコンセプトに「BODY&MIND&ECOLOGY」
と書いてるのは、そのためです。

それらをバランスすることは、命を大切にするということなのです。

 

7歳のときの入院生活で出会った姉弟がきっかけで環境問題を意識

 

環境問題に目を向けたきっかけは、九州に住んでいた7歳のころに遡ります。

腎臓を患い、子どもばかりの6人の病室に入院したのですが、
ある姉弟が検査入院しては帰って、また検査入院しにくるんです。

彼らの診察だけ大勢のお医者さんがやってくる。

見た目には、どこも悪そうに思えないのに、
二人は、まっすぐに歩くことができない。

不思議に思ったのですが、看護師さんの話から水俣病と知りました。

それがきっかけで高校時代、研究課題として水俣病を調べ、
「食べたもので人の一生が決まる」と知ったのです。

私は「社会」という枠組みで物事を見ますが、連鎖があるわけで、
本来「社会」は遠いところにあるものではありません。

一番影響を受けたのは『世界は恋人 世界はわたし』
(ジョアンナ・メイシー著 筑摩書房)という本。

「自分の痛みは、世界の痛みと何ら変わりないものである」という内容です。

俯瞰して捉えると、自分のカラダがダメになっていたら、
社会もダメになっているということだと言えるのです。

つまり、「あなたのため」は私のためで、「私のため」はあなたのためでもある。

「自分を大切にする」ことは、「社会を大切にする」ということに等しい。

すべてはつながっているんですよね。

やさしい使い心地、布ナプキン「月のやさしさ」

市販されている使い捨てのナプキンは紙ではなく石油製品です。布ナプキンは体にもやさしく、ごみの問題も解決してくれます。使い心地のいい「月のやさしさ」を使うことで、生理がうとましく、汚いものだという気持ちが変化し、血に対する気持ちが変化し、生理を受け入れられるようになってきます。

布ナプキン「月のやさしさ」を見てみる>>

あなたのためは、私のため 私のためは、あなたのため アルテミス 中野ようこ氏

- 生産者さん紹介 - 2016年4月発刊 Vol.103

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ