連載コラムでもファンの多かった月のテンポの片岡さんに、会社を継がれてからのことや、子育てのことなど伺いました。
父の会社を継ぐまでは研修講師をしていました。
所属していた会社の代表が月のテンポを気に入り、
116のテンポ(※)で話す練習をするなど講師育成に取り入れたり、
研修会場のBGMに月のテンポのCDを流したりというのが、
私と月のテンポとの関係でした。
当時は仕事が忙しく、父に新作を聞かせてもらっても、
3分ほど聞いたら眠ってしまっていたほど。
代表として継いだ以上、確信を持ってお話ししたいという強い思いがあり、
ゼッテンはつけたままに、毎日24時間、月のテンポのCDを聴き、
研修以外でも116のテンポを意識をして話すことからスタート。
プレッシャーで眠れない日もありましたが、
月のテンポが聴こえてくるとなぜか安心できました。
父の音楽があってよかったと心から思いましたね。
研修講師時代は出張も多く、生理不順のうえ、体中があちこち痛くて。
それが、月のテンポを聴き始めてから、月経が整い肌がきれいになりました。
今思うと、変化の第一歩でしたね。
夫婦とも子どもを持つのが難しいと言われていたのですが、
月のテンポが流れる暮らしのなかで自然に子どもを授かり驚きました。
※テンポ116とは、1分間に116回の拍を取るということ。
子どもの気持ちがなんとなくわかり、とても落ち着いた子育てができる
お産も月のテンポのおかげで安産に。
初産ながら息子と一体感を感じ安心して産むことができました。
実は、日本の子守唄も116の半分の58のテンポが多いようです。
絆が深まったおかげか、息子のことは生まれる前から
「なんとなくわかる」ということがよくありました。
初の子育てですが、あまり困ったことがありません。
片言しか話せないものの、通じているのを感じることができますし、
落ち着いた子だとも言われます。
テンポというものは、穏やかさや思考など、
その人の人間性や雰囲気の形成に深くかかわっているのだと思います。
テンポが乱れている時と、整っている時では、思考のパターンも違う気がします。
月のテンポで家族が一緒に生活をしていくと、
気持ちが穏やかに交差していくという印象があります。
コミュニケーションって、ラジオみたいに、
相手のチャンネルに合わせないと聞こえてきませんよね。
月のテンポを聞いていると、チャンネルの数が増えたという実感があります。
芯はしっかりとしたまま、チャンネルの数が増え、
その分、いろいろな方のさまざまな考えに共鳴できるようになったと思います。
家族はもちろん、大切な相手に必要に応じて正確に周波数を合わせることができる。
だから、いい関係を築けるのでしょうね。
これから妊娠出産を迎えるお母さん、子育て中のお母さんを始め、
体内時計による乱れが原因の可能性がある認知症の方など、
老若男女すべての方にお伝えしていきたいと思っています。