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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

プレマ株式会社
お客様コンサルティングセクション
マクロビ業界に30 年以上

岸江 治次 (きしえ はるつぐ)

2013 年プレマ入社。マクロビオティック活動歴を活かし、主に、商品の開発と営業に関わってきた。
趣味は読書と映画、好きなジャンルはミステリー。最近のおすすめ映画は「ルーシー」。
無双原理の時空の概念を捉えるのにマスト。

Q.柔軟仕上げ剤って大丈夫?

投稿日:

保育士をして15年になります。担当クラスは乳児さん。
この数年、柔軟剤を使う家庭が増えていて、香りで「これは、あきくんの」「これは、みゆちゃんの」と区別できるぐらいです。
小さい子に使っていても大丈夫なのでしょうか?
(京都市・香りで酔いそうな保育士より)

A.界面活性剤がついたままの衣類を身につけるのは心配

一般的な柔軟仕上げ剤の主成分は、水の中でプラスの電気を帯びる「陽イオン界面活性剤」。
界面活性剤は親油基と親水基という2つの性質を持ち合わせており、
油と水を溶かす働きがあるので、汚れを落とすのに最適とされています。
食器用洗剤の主成分でもありますが、長く使用すると手が荒れますよね。
皮膚をコーティングしている油分もいっしょに溶かし洗い流してしまうからです。
洗たく用洗剤によく使われているのは「陰イオン(アニオン)界面活性剤」。
水に溶けたときに親水基がマイナスの電荷を帯びる性質があります。
同時に、正反対の電荷を持つ界面活性剤、つまり、「陽イオン界面活性剤」を用いると、
水中でプラスとマイナスで結合し、双方の働きが失われてしまうため、
柔軟仕上げ剤は、すすぎ後に加える……という使用法になっています。
つまり、陰イオン界面活性剤で汚れを落としてすすいだのに、
再度、陽イオン界面活性剤という別の界面活性剤をつけた状態で
衣類を着ていることになるのです。
この「陽イオン界面活性剤」を使えば、繊維を立たせて油膜で覆うことができるので、
衣類がふわふわに感じるのです。
油の膜をつけるため、タオルが水を吸いにくいと
感じたことがある方もいらっしゃると思います。

皮膚から体内へと成分が浸透

界面活性剤が皮膚を通して入った場合、血管に入り、体内を循環します。
異物、毒物を分解する肝臓でも分解できないため長く循環し、
一部は脂肪の多いところなどに滞留することになります。
合成洗剤の毒性は、皮膚疾患及び皮膚を通しての長期浸透による
内臓疾患の一因ともいわれています。
皮膚の被害は目に見えますが、より恐しいのは内臓障害です。
胎児や受精卵への影響もあるとする説もあります。
怖いのは、女性が率先して使っているということ。
自身への影響はもちろん、お子様に使用することは、お勧めできません。
*界面活性剤についてさらに詳しく
https://www.binchoutan.com/mamaprema/user.html

- 基本のき - 2016年4月発刊 Vol.103 -

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