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自然治癒力を持つ小宇宙人体と歯

歯から全身。全身から歯噛み合わせと身体の歪みを診る歯科医で整体師のお話

ケテル齒科醫院 院長
歯科医師・整体師
日本抗加齢医学会 専門医
国際個別化医療学会 認定医 
杏林予防医学
細胞環境デザイン学 認定医
足指インストラクター
分子整合医学美容食育協会 医療顧問

田中 利尚 (たなか としなお)

東京都練馬区出身。小学校は水泳と剣道、中学校はサッカー、高校は自転車で北海道や四国まで一人旅、大学で少林寺拳法。
小児喘息や膝を壊したときに、医療不信に陥った経験を活かし、今に至る。
「本当に治る治療」を目指し統合医療を提供。健康は歯からを確信している。
ケテル齒科醫院
〒106-0031東京都港区西麻布4-22-10プレステージ西麻布3F
03-3486-0648 完全予約制・月曜休診 http://keterushika.jp

【Vol.65】歯の修復に使う金属の是非

投稿日:

前回は口腔内環境について、口唇や舌の筋肉の発達が歯並びに関係があるということや、舌の下はとても体内に物を吸収しやすい環境であるということをお話しさせていただきました。お口の中に入れる化学的なもの(歯磨き粉、フッ素、その他)や人工的なものについては、充分注意し、なるべく摂取しない方が健康に良いということでしたが、今回は歯を修復する金属についてもお話しさせていただきます。

歯の修復に何を使うか
昨今はセラミックやジルコニアなど白い材料も色々な種類があり、精度や強度などがとても良くなってきていますので、歯の修復には金属を使用しない傾向になってきています。金属の種類によってはアレルギーの原因になったりすることがあるからです。
お口の中には色々な食べ物が入るので(味で言えば酸っぱい物、甘い物、苦い物、辛い物、しょっぱい物、硬さで言えば硬い物、柔らかい物、粘っこいもの、温度で言えば熱い物、冷たい物など)、そのような環境の中で歯を修復する詰め物が変化するような事があってはなりません。貴金属は極めて耐食性が高いため、溶出しにくい傾向にありますが、合金などは少しなりともイオン化し、それが体内に吸収され健康を害する可能性があると言われております。お口の中に入れる金属は、アレルギーに対しては現状ではチタンが良いのですが、チタンは歯の詰め物にすることが難しいのです。貴金属の中でも金や白金、白金加金はとても素晴らしい金属です。

金の優れた点
エジプトのツタンカーメンやその他の古代の遺物は金で作られていることが多いのはご存じのとおりです。金には抗菌作用があり細菌や他の微生物の影響を受けにくく、腐敗などに対してとても強いという効果があります。また金は薄くしても伸びていく展性・延性に優れています。歯に咬む力がかかると歯には撓みが生じますが、堅い金属が入っていると、歯の弾性と金属の弾性が違うことにより歯と金属の間に隙間が空いてきてしまいます。その隙間に食べ物が入る事により二次的に虫歯ができてしまうのです。金箔を作るには金に力を加え薄くのばしていく行程を踏むのですが、その性質を利用して歯では噛めば噛むほど圧がかかりフィットしていき長持ちするのです。金粉がついた食べ物を食べても身体には安全であるのですが、残念ながら本当に極少数の方ですが、金にもアレルギーをもつ方がいるという報告がでてきております。

酸化を避ける
女性はアクセサリーをつける機会が多いと思います。ピアスなどで皮膚に穴をあけた所に低融銀合金などの金属をつけると、その接触部分が爛れたり膿んだりすることがあります。傷が感染していることもありますが、金属の影響もあるのではないかと思われます。低融銀合金とは、最初は銀色に輝いていても1~2週間すると黒く変色してくるもので、金属自体が酸化していくのです。アンチエイジングの世界では、抗酸化物質のビタミンCやアスタキサンチン、ポリフェノールなどを摂ると良いという事が言われていますが、もしお口の中に酸化していく金属が入っていた場合は本末転倒な状態になってしまいます。常時酸化していく環境が体内にあり、それを摂取しているのと同じになるのですから、歯の修復に対しての材料選びはとても大切なのです。
もちろん、セラミックや貴金属は保険がきかないので費用がかかりますが、健康を考えるのでしたら必要なのです。一番大切なのは歯を大切にし虫歯を作らないようにすることです。歯が健康の源であることを意識し、日々の生活の中で想いと食事と運動と睡眠のバランスを大切に、姿勢の左右のバランスを意識するようにして生活環境を正していくようにすればよいのではないでしょうか。


田中 利尚

田中 利尚氏
歯科医師・整体師
日本抗加齢医学界専門医
国際統合医学界認定医
「咬合(かみあわせ)を制する者は歯科をも制す」という、歯科医学の見落とされている最も大切な力学的調和という根本理論に触れ、かみあわせを追求。しかし身体が変位していると良いかみ合わせを構築できないところに西洋医学の限界を感じ統合医療を目指し東洋医学(整体)を勉強。
顎が痛い、お口が開かない、首肩の凝り、腰痛、うつ病までを含む顎関節症の治療にも取り組んでいる。
「健康は歯から」を確信している。

- 自然治癒力を持つ小宇宙人体と歯 - 2013年2月発刊 Vol.65

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