累計122万件出荷!自然食品・自然療法・エコロジー・らくなちゅらる提案サイト

自然なお産を求めて

自然哲学者

さかのまこと (さかのまこと)

自然哲学者。
慶応義塾大学文学部卒業。東北大学大学院博士課程修了。国語国文学を専攻とし、大学教授等を経歴。プレマ(株)代表中川のインドでの知己であり、常務佐々田の恩師でもある。また、生物学から宗教学にいたるまで幅広い関心領域をもち、夫婦だけで2人の娘のプライベート出産をおこなう。著書に『あなたにもできる自然出産―夫婦で読むお産の知識』等。

【Vol.19】(第1回)世界観の転換

投稿日:

油で揚げたピーナッツを発芽させることができるでしょうか。ゆで卵をなま卵にもどすことができるでしょうか。――そんなことできるわけない、というのがこれまでの常識でした。けれども、もうそんな常識は通用しなくなるでしょう。

オバマさんにあやかるわけではありませんが、わたしたちはいままさに change のときを迎えています。世界の経済は大きな変動の嵐にさらされていますが、これはやがて現行経済体制の崩壊、ひいては資本主義的な価値観そのものの崩壊へとつながってゆくでしょう。しかも、この変動の嵐は社会のあらゆる分野におよぶでしょう。すべての分野は連動しているからです。

なかでも、もっとも重要なのは、ひとびとの世界観そのものの転換でしょう。近代・現代の文明社会は、世界は物質のみによって成り立つとみる唯物論的な学問・科学を基盤として発展してきました。しかし、もともとこの学問・科学は成立の基礎(こうすれば学説は「証明」されたことになるという裏づけ)を欠いていました。それゆえ、そこではどの学説もみな試案にすぎないのです。にもかかわらずこの学問・科学が社会の基盤をなしえたのは、ひとえにひとびとの〈信仰〉に支えられていたからです。ところが、いまやその信仰が根底からほころびはじめています。というのも、これまでの学問・科学では手も足もでないような現象がどんどん表面化してきているからです。

たとえば「生まれ変わり」の事例。転生の逸話はむかしからありましたが、近年にいたって、より確かな、きちんとウラのとれるような事例が世界のあちこちから報告されるようになりました。しかも、それに関連する諸事象も同時に表面化してきているのです。「過去世リーディング」では、能力者によって過去の人生が透視されます(ウラのとれるケースもでてきます)。「退行催眠」(前世療法)では、催眠誘導によって前世が追体験されます。霊とじかに交わる「交霊」、霊からのメッセージを受ける「霊界通信」、「臨死体験」、「体外離脱」(モンロー研究所の方式がもっとも確実)などもこれらと関連しています。いずれも単独では100%の確証が得られなくても、それらを総合的に眺めてみれば、それぞれがパズルのようにみごとな整合性をもって位置づけられてきます。こうなるともう、肉体と分離しうる霊魂の実在はうたがう余地がなくなってきます。

また、たとえばイエス・キリストや聖母マリアの像から血がながれでるといった物質化現象。一件や二件のことならでっちあげだと言って無視することができても、これは世界の各地でつぎつぎに起きていることなのです。日本でも、秋田県湯沢台の聖体奉仕会聖堂のマリア像が血と涙をいくどもながしました。個人のてのひらに金粉が湧きだすといった現象も、しばしば報告されるようになりました。物質化とは逆の、非物質化現象も起きています。インドを中心に世界中のヒンズー寺院の神像が、捧げられたミルクを一日中飲みほしつづけたのです。このような現象の背後には超越的な存在の意志がはたらいていると考えざるをえないでしょう。

こうした現象が唯物科学の教義を逸脱するものであることはあきらかです。ここで必要とされてくるのは、わたしたちが偏狭な唯物信仰を脱却し、スピリチュアルな次元へと意識の領域をひろげてゆくことです。意識の領域をひろげさえすれば、これまで安易に無視したり否定したりしてきたさまざまな超常現象も、難なく受けいれることができるようになります。ピーナッツを発芽させたりゆで卵をなま卵にもどしたりすることも、とりたてて突飛なことではなくなります。(これらは実際に中国の一女性がやってみせていることです)。ピーナッツや卵は、物質的存在であるよりもまえに、まず霊的な存在であるのです。

スピリチュアルな世界はわたしたちのまえに無限にひろがっています。今後、すべての分野で信仰の転換が必要となってくるでしょう。とりわけお産は、この転換を切実に必要とする分野です。誕生と死こそ、人間にとって最大の霊的イベントであるからです。

唯物的観点からみれば、赤ちゃんはせいぜい未熟な脳をもつ肉のかたまりにすぎません。ところが霊的観点からみれば、赤ちゃんはみないっぱしの霊覚者(霊的に覚醒した人)なのです。このちがいは、妊娠生活や出産のありかたに大きな変革をもたらさずにはおかないでしょう。

さかのまこと

さかのまこと氏
自然哲学者。
慶応義塾大学文学部卒業。東北大学大学院博士課程修了。国語国文学を専攻とし、大学教授等を経歴。プレマ(株)代表中川のインドでの知己であり、常務佐々田の恩師でもある。また、生物学から宗教学にいたるまで幅広い関心領域をもち、夫婦だけで2人の娘のプライベート出産をおこなう。著書に『あなたにもできる自然出産―夫婦で読むお産の知識』等。

- 自然なお産を求めて - 2009年3月発刊 Vol.19

今月の記事

びんちょうたんコム

累計122万件出荷!自然食品、健康食品、スキンケア、エコロジー雑貨、健康雑貨などのほんもの商品を取りそろえております。

びんちょうたんコム 通販サイトへ