スピリチュアルの世界では、よく、「宇宙の法則」という言葉がでてきます。私たちを成り立たせている根本の法則・原理ということで使われていると考えますが、現実的な面からみると、細かいことをいえば深み広がりの面では異なる部分があるにせよ、自然の法則といってもいいでしょう。

　自然の法則をこの地球の場に限っていえば、一番の大きな法則というか影響を受けるものとしてあるのは、「重力」です。人は「重力」に適応することで、自然な形で能力が発揮され、心身の揺らぎながらの安定を得ることができます。固定的な安定は自然の法則からいうと、真理ではなく、本当の意味では安定とはなりません。

　さて、ここで「重力に適応する」ということはどのようなことでしょうか。いろいろな側面があるかと思いますが、日常生活で大事だと思うのは、まず身体的な適応です。重力は地球の中心から引き寄せるように働いていますが、方向性をもっています。一種の（仮想的）ラインとして、私たちを貫き引き寄せています。具体的に重力に適応するとは、このラインに合致したあり方といえます。

　でも、私たちは、実のところ、このラインに沿って「望ましい形で」合致した形で生活できていません。見かけは合致しているようでも、私たちの身体はストレスなどでゆがみ、仮想的な存在としての身体の中心軸がまっすぐ本来の「中心」に存在していない場合がほとんどです。
　つまり身体の軸と重力のラインが微妙にずれているわけです。そのなかで「無理やり」バランスをとろうとして「無意識に合わせている」いるのが現実です。これは、このような時代ですから、いたし方ありません。

　ボディケアの本質的な目的はここにあります。重力に適応するための、無駄な力が抜けた軸が本来あるべき形でしっかりして、重心があるべきところに落ちている状態をつくることです。そうであれば、自分の力で元に戻ろうとする、バランスをとろうとする力が充分に働き始めます。心もいい意味でゆらぎながらも適正範囲内でおさまっていられるという、安定した状態となり、ストレス耐性もあがります。
　重力に適応し、ゆだねられる身体は、感受性が高まり、「受け取る」力も向上します。

　重力に適応したときの自然なまっすぐは重要だと思います。安心を生み出します。だからゆだねられます。重力に適応するということはどういうことなのか、を自分の中の新しい価値観としてもたれることは、変容のための気づきの機会を増やすためにも有益なことかと考える次第です。

佐藤 匠

佐藤 匠氏　 ゼロマザーズ株式会社代表。様々な人生の問題に直面しながらも乗り越えてきた経験から、人・社会に貢献できるスキルを身につけたいと志向。様々な仕事をキャリアとしていくなか、20代から趣味ではじめた武道がきっかけとなり、スピリチュアル的要素に目覚めていく。現在はある意味運命的ともいえる林成敏氏との出会いから、氏の世界観と製品を「今現在に必要とされているものである」と判断し、それらを世に問うていく場としてゼロマザーズをはじめる。信条は「スピリチュアルは特別ではなく現実にいかせるもの」。 ブログ：http://ameblo.jp/quantum-mind/

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林 成敏氏 波動研究家。ラジオニクスオペレーター。サウンドアーティスト。ハイパーコンサルタント。 25年間の波動研究の結果、ラジオニクス機器を使った運の改善とその研究に励む傍ら、個人の能力開発や企業向コンサルティング、社員啓発セミナーなど精神的な観点から個人や企業をバックアップ。クライアントのなかには、誰もが知る大企業も多数。あいまいな波動という概念を、周波数という観点から科学的なアプローチでとらえ、生来のたぐいまれな能力を活かし「人を喜ばせ豊かにする」様々な製品を開発。最近は、ダイレクトに“周波数”そのものである「サウンド」開発に力を入れ、多くの方々の「今ここの」幸せに貢献すべく奮闘中。自分自身を「私は単なるフリーター」とうそぶきながら、人に優しく自分に厳しい部分が魅力となり、多くのクライアント、ファンから慕われている。