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特集

インタビュー取材しました。

【Vol.83】プレマ株式会社の 新たな取り組み

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この夏、弊社がかねてより進めていた計画が2つ、形になりました。その詳細と今後の展望を、宮古島と東京、それぞれ現地よりご紹介します。

宮古島プロジェクト3 年目の夏

プレマ宮古島プロジェクトの拠点・オルタナティブファーム宮古では、
有機認証の取得や、テスト販売で好評だった商品の正式販売に向けた開発など、
プロジェクトスタート時からの活動が少しずつ花開こうとしています。

日本初の国産有機黒糖を作りたい

周りの圃場に遜色なく立派に育ったサトウキビ

 宮古島に広がる風景といえば、一面のサトウキビ畑、そして葉たばこ、そんなイメージが強いように思います。しかし元々は島特有の多種多様な作物や、豊かな森が広がっていたそうです。それらが次第に慣行栽培のサトウキビや葉たばこに取って代わられた、という歴史があります。 そんな状況下で始まったプレマ宮古島プロジェクト。その拠点であるオルタナティブファーム宮古では、まず、農地を確保することからして一筋縄ではいかないものでした。さらに、本土とは比べものにならないほど激しい台風の襲来、干ばつや逆に日照不足など、自然は人間相手以上にコントロールの効かないものです。そんな中でも、代表の松本を始め、志を同じくするスタッフはあきらめることなく、また、先輩農家さんや島を訪れたウーファさんたちの力も借り、サトウキビ畑ではついに有機認証が取れる見込みです。

 農薬や化学肥料に頼らない農業の要となるのが、土の状態。松本いわく、良い土とは「水はけ・水持ちの良く、土壌微生物が活発な生きた土」。実際にそういった土を少し掘ってみると、白い糸状の菌が分かり、触ると湿り気とほんのりとした温かさがあります。感覚として「生きている土」と感じられます。肥料にはサトウキビの葉や搾りかす、カヤなどの各種植物性堆肥の他に馬糞も活用しています。草が馬に食べられ馬の体を通ることで発酵済みの草となり、最高の肥料となるそうです。
 そして他の地でもそうですが、特に宮古島で農業に大きな影響を与えるのが、水の管理。同じ苗で同じように育てても、生育の度合いに差が出ます。その要因はさまざまですが、土地の水はけが影響していることが多いそうです。先輩農家さんいわく「大雨の後は畑を見に行け」。そうするとその土地の水の流れが一目瞭然なのだそうです。宮古島は年間120日ほど雨の影響を受けるともいわれ、雨が降るとぬかるんで圃場に入れない、という土地も珍しくないそうです。山がない平らな島で、川もないために、雨は一気に流れます。逆に流れの悪い土地ではいつまでもたまってしまうのです。
 農薬・除草剤を使わないと何が大変というと、そのひとつが、雨のシーズンの後の草の勢い。一日ごとにぐんぐんと、とても除草が追いつかない勢いで草が伸びてきます。しかも夏の宮古島の太陽光線は強烈で、日中の長時間連続作業は非常に厳しく、朝夕、少しずつ、地道な除草作業が続けられます。
 そういった努力の末に収穫されるサトウキビ。製品化したときの味の違いはもちろん、ベテラン農家さんが見ると、葉の色で慣行栽培かそうでないかが分かってしまうそうです。慣行栽培のサトウキビの葉は、濁りのある緑、有機栽培さらには自然栽培のサトウキビの葉は、フレッシュな緑をしているそうです。初心者にはなかなか分かりにくいのですが、味の違いは歴然です。ただ甘いだけでなく、コクや旨みといった、食材としての美味しさが存在しています。

宮古島産の美味し〜いこくとうみつ 200g

原料は、オルタナティブファーム宮古の圃場で栽培された、農薬・化学肥料不使用のサトウキビ。ベテランの黒糖蜜加工技術を持つ藤原忠康さんに加工をお願いしました。

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若いマンゴー酵素の力で作るエッセンス

ハウスに広がるマンゴーの木

 宮古島といえば、青い空と海、珊瑚礁……思い浮かぶものはたくさんありますが、マンゴーもそのひとつではないでしょうか。宮古島でのマンゴー栽培の歴史は40年ほどと、比較的新しいものではありますが、積極的に行われています。マンゴーは雨に弱いため、日本での栽培はハウスが利用されます。
 生食用のマンゴーはもちろん完熟したものが美味しいのですが、マンゴー栽培の盛んな宮古島という立地を活かして、昨年、完熟前のまだ青いマンゴー、若いマンゴーを活用した製品を開発することになりました。きっかけは、宮古島のマンゴー農家・ミナバ果樹園さんに、若いマンゴーを提供してもらえることになったこと。そして、オルタナティブファーム宮古の代表である松本が、料理好き、実験好きだったことも大いに影響しています。青いマンゴーは当然そのまま食べることはできませんが、このマンゴーをスライスして糖質を加え発酵させてみたところ、驚くほどの発酵力を見せたのです。そのまま食べて美味しい完熟マンゴーにはこれほど強い発酵は見られなかったそうです。まだ若いマンゴーだからこそ、活き活きとした酵素の力が発揮されたものと考えられます。
 最初にマンゴーを提供してくださったミナバ果樹園の可部裕文さんは、実は農業を始めてまだ3年目、マンゴーをはじめて食べたのも7年ほど前。もともとは奥さまが宮古島の出身で、そのご両親が退職後農業を始められ、その手伝いをきっかけに、宮古島へ移住し農業を生業とすることになりました。宮古島でのマンゴー栽培の大敵は強い太陽光。実が大きく成ってからは袋をかけ、それまでは斜光ネットを活用します。それでも、光が強すぎて実が落ちてしまうこともあるそうです。先輩農家さんのアドバイスを受けながら、一年一年大切に、マンゴーを育てられています。

上地さんにマンゴーハウスの中を見せていただきました

こうして、昨年は試作ということで限定わずか30本、今年やっと正式に発売となったのが「宮古島babyマンゴーエッセンス」です。今年は新たなマンゴー農家さんにもご協力いただき、たくさんの方にお楽しみいただける量を確保しています。
 新たにご協力いただいた農家さんの一人、大嶺ファームの上地登さんは、マンゴーを育てて25年のベテラン農家さんです。それでも、お話を伺う中で何度も「まだまだ分からないことだらけ」とおしゃっていました。マンゴー栽培では、花が咲いたら枝を吊り、実が成ったらまた枝を吊り、実が大きくなると袋をかけます。とても手間のかかる作業です。ハウスの数は50を越え、上地さんは収穫が始まると味の確認のためにも毎日1個はマンゴーを食べるそうです。うらやましいような気もしますが、ほとんどの人は1週間もすると飽きてしまうとか。でも上地さんは全然飽きることはないとおっしゃいます。ばおかし肥料も自分で作り、収穫シーズンを延ばせないか試みるなど、常に新たな挑戦をされています。「宮古島babyマンゴーエッセンス」にもとても期待をかけ、大切なマンゴーたちを今年は2トン以上も提供してくださっています。

<らくなちゅらる通信編集部>

自社展示会、ご来場ありがとうございました!

2014 年6 月、六本木オフィス内セミナールームにて自社展示会およびセミナーを同時開催しました。
商品の試飲・試食・試用の他、マクロビのケータリングも用意、おかげさまでご来場の皆さまにご好評を頂きました。

 弊社東京支社が六本木オフィスに移転しておよそ4ヶ月がたった2014年6月。かねてより計画のあった自社展示会をついに開催することとなりました。
 当日は、弊社オリジナル商品の試飲・試食・試用のほか、特別価格での販売も行いました。この日用意したのは、大人気の「Smallest Soup Factory(スモーレストスープファクトリー)」より「Michel’ s Classic(ミシェルズクラシック)」「Gusto Rico(ガストリコ)」の両シリーズ、「HARI TEA(ハリティー)」、「SHOTIMAA TEA(ショティマーティー)」よりチャクラシリーズと5エレメンツおよび、すべてのブレンドが入った新発売の「Magic Box(マジックボックス)」もお披露目しました。さらに、暑い季節に一層飲みたくなる「Coteaux Nautais(コトーナンテ)」のスパークリングジュースにピューレとコンポート、今注目のアーモンドミルク「Eco Mil(エコミル)」、アフリカの奇跡の木の実から取った「バオバブパウダー」など輸入品のほか、国産の逸品そろいの「プレマシャンティ」シリーズのおすすめアイテムも揃えました。普段インターネットメインの販売のため、なかなか食品のおいしさをお伝えしきれずもどかしかったのですが、この日は存分に味わっていただけることで、弊社スタッフもとても嬉しく思いました。

LUNCH

 お昼には、本紙でも連載していただいている(『Mie’ s マクロビ通信』)美恵先生にケータリングをお願いしました。世界一美味しい炊き方といわれる美恵先生の玄米おむすびをはじめ、プレマシャンティシリーズやその他オリジナル食材も使っていただきながら、色とりどり、幸せになるおかずが届きました。特に好評だったのがプレマシャンティの「あらめ」を使ったお料理。素材そのもののクオリティーを十二分に引き出し、かつ美恵先生ならではの心と体にほっとする味。また、「まるごと発芽玄米ドリンク」と寒天で作った杏仁豆腐風のデザートも好評でした。美恵先生は毎週金曜日に東京・表参道のサロンで「まじょCafe」も開催されていますので、機会があればぜひ体験してみてください。

隠岐 巾広あらめ

隠岐で一番おいしいあらめ

プレマシャンティ 隠岐 巾広あらめ

STUDY

さらに午後からは、「オーブス」を使ったスキンケア&ボディケアの勉強会を開催。オーブスビューティーアドバイザーの嘉納未来子さんを講師に、体の中でのお水の働きから、正しいお水の補給方法、オーブス製品の体験、質疑応答など、美容と健康に必聴の時間となりました。普通に思っているお水の知識というのは、意外と穴があったり偏ったりしているもので、改めてその働きを聞いてみると驚かされます。特に夏のスキンケアについては本紙vol.72でも、嘉納さんに解説していただきましたので、ぜひご参照ください。また日程は未定ですが、オーブスのセミナーは今後も開催の予定です。詳しい情報は「かえる組セミナー」でご検索ください。

初開催となった自社展示会ですが、ご好評を受け次回は11 月頃に開催予定です。メルマガなどで告知予定ですので、
チェックしていただけると嬉しいです。それまでにはさらに充実した商品をご紹介できると思いますので、お楽しみに!

- 特集 - 2014年8月発刊 Vol.83

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