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自分の愛し方

フェムケアお伝え係 布ナプキン『うふふわ。』メーカー
株式会社 Danae 代表取締役

内田 登代紀 (うちだとよき)

2008 年より布ナプキンメーカー経営の傍ら、女性ホルモンの話・ 生理でナプキンを汚さない方法、膣トレなどのフェムケア講座を オンラインでおこなっている。また「性のこと、子どもたちへ どう伝える?」などのテーマで、小学校や PTA 家庭学級などにて 母親向けにも講演活動を行う。さまざまな専門家との共著の書籍『LOVE カルテ』は 2014 年発行。

生理が楽しみになる!?

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びんちょうたんコムさんとお付き合いが始まったのは10年以上前のこと。まだ、わたしが起業して間もないころでした。よくぞ見つけてくださったなぁと思います。後から知ったことなのですが「全国の布ナプキンメーカーの商品を集めよ!」という中川社長の指示のもと、スタッフさんたちが検索し商品を集めた時代があったそうなのです。今でこそ「フェムケア」などというワードで、デリケートケア商品が話題になってきていますが、男性であるにも関わらず、早くもこの分野の大切さに気づいておられた中川社長の「先見の明」に敬服してしまいます。

「おせっかい」精神で起業

わたしが布ナプキンと出逢ったのは、息子(現在十七歳)が生まれたばかりのころ。通常お産して間もない母体は排卵が起きないため生理がお休みになるはず。それなのにわたしの場合は、産後2カ月程度のまだ傷も癒えていないときに生理が再開し「がっかり」したことを覚えています。悪露に使い捨てナプキンを使い続けたことにより、痛みを感じていたのでなおさらです。そんなとき、助産師さんからの勧めで「布ナプキン」を使うようになりました。  

とても心地よく、温かく、そして守られている感覚。はじめは自分の経血を洗うなんて、面倒で怖い気持ちもありました。でも意外にすぐに慣れ、次第に皮膚の感度が上がりナプキンをあまり汚さずに経血をトイレでちゃんと排泄できるようになってきたのです。

「わたしってスゴイ!」なんて得意になっていましたが(笑)、調べたらなんてことはない、昔の女性たちはみんなそうやって経血をトイレで排泄していたとのこと! わたしがスゴイのではなく、実はみんなこのことをただ知らないだけ。生理はナプキンが吸収するもの、ということが常識になっていて、トレーニングせずに大人になってしまったんだ、ということがわかったときから、わたしはすっかり黙っていられなくなってしまいました。

元々経営の知識があったわけではありません。むしろ人前で話すなど得意なほうではなかったわたしですが、内側に湧いてきた「おせっかい」心に火がつき、布ナプキンを使う側から、その良さを伝える側になっていったのです。

自分の内側にある幸せを知る

女性のデリケートなことに携わるようになって早くも14年目になりました。その間生理に関連して「性」のことを学校などでお話しする機会もいただいてきました。そんなこれまでの活動を通して気づいたことがあります。

それは、世の中は「与えられたイメージ」に支配されがちだということ。例えば、「生理痛は仕方がないから痛み止めを」というイメージも、生理は面倒だから使い捨てが「楽で衛生的だよね」というイメージも、また性交や自慰行為に対しての「汚らわしい」「いやらしい」イメージも。実はそういうイメージを与えることによってメリットのある業界が発信してきた作られた営業戦略なのです。

この通信を読まれている方は、物事の本質を見抜く力のある方々なのできっと伝わるのではと思いますが、刷り込まれてきたイメージの枠から一歩外れることの大切さ。

これまでわたしは「次の生理がくるのが楽しみになりました♪」とおっしゃる女性たちの明るくたくましい笑顔を、たくさん目にしてきました。自分の身体を楽しむ。誰からの評価でもなく自分を愛せるようになる。そんな内側にある幸せに気づかされるのが「布ナプキンを使う」という体験なのです。

- 自分の愛し方 - 2022年5月発刊vol.176

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