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鍼療室からの伝言

鍼灸師の西下先生による陰陽や自然食。二十四節気など古来の智恵のお話

圭鍼灸院 院長 鍼灸師
マクロビオティック・カウンセラー

西下 圭一 (にしした けいいち)

新生児から高齢者まで、整形外科から内科まで。
年齢や症状を問わないオールラウンドな治療スタイルは「駆け込み寺」と
称され医療関係者やセラピストも多数来院。
自身も生涯現役を目指すアスリートで動作解析・運動指導に定評があり
プロ選手やトップアスリートに支持されている。

枝分かれした先にあるもの

投稿日:

「トマトが美容にいいって聞いたけど、一日に何個くらい食べたらいい?」。ある日の患者さんからの質問に、なんと答えればいいか悩みました。

トマトが美容にいいのは、トマトに含まれるリコピンという成分の持つ抗酸化作用による若返り効果が期待できるからといえます。一方で、トマトは夏の作物であることや水分量が多いことを考えれば、食べ過ぎると美容の前に身体が冷え、ほかの病気の原因になってしまわないか心配です。

メディアでは「美容にいい」という〝部分〟にしか触れないので、夏の作物であるという「本質」を見過ごしてしまいがちですね。

病気をしない生き方

テレビで腰痛体操が特集された翌週には腰痛の患者さんが増えるという、笑うに笑えない話があります。よかれと思ってやり過ぎてしまう〝程度〟の問題、自分には合っていないやり方をとる〝方法〟の問題、いずれにしても自分に合うやり方を適度におこなうという本質から離れ、予防のつもりが腰痛を悪化させてしまうという結果を招いています。体型が違えば、体力も体質も違って、運動習慣も違うため、共通した程度や方法はないに等しいのです。

いま病気といえば新型コロナウイルスの話題で持ちきりですが、コロナだけが病気ではありません。感染症で考えてもコロナウイルスだけではないし、ほかにも病気はいくつもある。新型コロナという一部分だけを見て、周りが見えなくなっている人が多いような気がします。本当に必要なのはコロナ対策ではなく、病気になりにくい丈夫な身体づくりではないでしょうか。

病気をしない生き方としては、まずは心の持ち方、想い・祈り、感謝の気持ち。次に、食べ物、化学物質の使われてない、生命力を高めてくれる食べ物をいただくこと。そして適度に運動し、日光を浴びること。老若男女を問わず、時代も超えて共通する基本的なことではないでしょうか。

これらはきっと誰もが知っているはず。なのに、コロナを怖れて家から出ず、できなくなったことを嘆き、食べ物は家にあるもので済ませ、運動はせず、外出しないから日光を浴びることもない。本来とるべき行動とは真逆のことばかりといえるでしょう。「このままではコロナに感染しなくとも、ほかの病気になるかもしれない」。そう気づけたときから、本来の生活に戻せばいいのです。

判断を保留するということ

情報というのは、枝分かれして増えていくものです。その一部のみが切り取られてメディアに流れてきます。その一つひとつを判断していくと、わけがわからなくなるかもしれません。枝分かれした先にあるのは「未知」なのです。

判断に迷ったときは一度立ち止まってみる。枝分かれした先へと進もうとせず、過去に遡って、原点に立ち戻ってみる。類似したケースが参考になることもあれば、これまでとは異なる大きな視点から判断できることもあるでしょう。

変異種が話題ですが、ウィルスが変異するのは新型コロナだけでしょうか。インフルエンザだってA型やB型、C型があり、香港型やロシア型も存在します。予防接種を受けても型が異なれば効果がないことは、過去からいわれてきたはずです。新型コロナのワクチンについて副反応の心配から、「するか」「しないか」の二者択一になりがちですが、インフルエンザのケースを参考にしたうえで本当に効果が期待できるかを見極めるまで判断を保留するという選択肢があって然るべきなのです。

情報は枝分かれして外向きに拡がっていくものと理解し、ときには内向きに戻った視点で判断する。それでも答えの見つからないときは判断を保留してその場を離れ、まったく違うことをしてみる。そのうちに自分なりの答えは見つかるかもしれませんね。

- 鍼療室からの伝言 - 2021年5月発刊 vol.164

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