戯れ言です。
以前、ジェラートを作り始めた頃、こんな記事を書きました。
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小さな願い
その後、世界コンテストで入賞、そして超長い名前の、新しいカフェを始めました。
まだ、生まれてから1週間経っていません。
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https://pizzeria.organic/
今日、満月の少し前、私がジェラートをはじめた頃に、
毎日のように私の記事を読んで下さって、
お店に足を運んで下さっているお客様が
新店にお見えになりました。
いろいろお話ししている間に、私は聞いてはいけなかったことを
聞いてしまいました。
その後、今に至るまで、私の心は穴があいたようです。
満月の分、全部、穴が開いてしまいました。
お客様は4時間ほどの時間をお店で過ごされて、
たくさんの食べものと、たくさんのジェラートをお召し上がりになって、
お帰りになりました。
帰り道には、きっと、加茂川の美しい桜が満開だったことでしょう。
私ができることは、私が関与する全ての食べもの、飲み物、道具に
私の存在の全てをかけて
これを食する人が
生きていて良かった、
生まれてきて良かった、
あのことすらも、
たとえそれがどんなに辛いことでも悲しいことでも、
いつか必ず、満たされた心で振り返れるような、
そんなきっかけになるものをつくりたいのです。
私は、ジェラートで天命を知りました。
しかし、私がなりたいのは、ジェラート屋ではありません。
ましてや、スイーツ屋でも、バーガー屋でも、
カレー屋でもグッズ屋でもありません。
もちろん、やる限りは何をやっても世界レベルでやるというのは
自分でも決めていたことで、
また、そのようにやってきたつもりです。
私がなりたいのは、そんな人の全存在を癒す、
何かを創り出したいのです。
それ以上でも、それ以下でもありません。
これは私の戯れ言です。
生きとし生けるものが、
すべて幸せであれるような、
そんななにかに、
少しでも近づきたいと心に誓い、
また、この命をそれに捧げたいと思います。