島根の板わかめは養殖ですか?天然ですか?? – プレマのほんもの発掘ブログ 「これ、すごいんですよ!」

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島根の板わかめは養殖ですか?天然ですか??

投稿日: 2018年1月19日 更新日:

プレマシャンティ開発チーム 横山です。
先日、お客様から頂いた「板わかめ」のお問い合わせで、
ご紹介を始める前のことを、ふと思い出しました。

「島根のわかめは養殖ですか?天然ですか??」

漁師や生産者に、何度か似たような質問をしましたが、
彼らの返事は、いつも似通っていました。

「養殖でもあって、天然でもあるんだよな」

当時の私には、養殖と天然は、似て非なるもの。
決して相いれないと思っていたので、誤魔化されたような
騙されたような、変な気持ちで、頭の中はぐるぐる。

養殖で天然なんて、まったくもって腑に落ちず、
しかめっ面で目を合わせると、
「だからさ~」と始まりました。

「養殖わかめは、種をつけるでしょう。
種をつけて、海に沈める。

けれど海は、仕切りがない。
成長したわかめは、胞子を出す。
その胞子が流れて、海の中を漂って、岩にくっつく。
それが、どんどん成長する。

「このわかめは、養殖か、それとも天然か。どっちだと思う?」

明確な答えがないまま、いらだちは残りましたが、
その後、いくつかの漁場を見る機会を得て、
問いの輪郭が、ぼんやりと判ったような気がします。

自然の海藻は、岩場に根を張ります。

波の荒い場所であったり、穏やかな場所であったり、
深い海の底であったり、岸に近い場所であったりと
海藻によってそれぞれです

対して養殖は、多くが人工物を使います。

海藻の種類によって、陸上で胞子から育てた苗を種付けしたり、
胞子が漂う時期に、海中に網を沈めて種付けをしたり、
タンクを沈めたりと方法が異なります。

養殖の漁場が海岸に隣接しているときもあれば、
かなり離れたところにいかだが浮かんでいるときもあり、
場所もまちまちです。

養殖の場合は、網やロープをひきあげて収穫するから、
「養殖」された海藻であるとわかります。

「天然」の場合は、岩場で繁殖したものを採藻するから、
天然だというのであれば、そのとおりですが、
胞子をつけた網を沈めて、養殖している近くには、
岩に同じ海藻が茂っていることが、少なくないのです。

海がつながっている以上、海藻も胞子を出して繁殖する以上、
これは、至極当たり前の出来事です。

けれども、「養殖」と「天然」という区分が、
市場での価値を変化させる大きな要因になるのなら、
何をもって区分するのか、定義づけが重要です。

採取された海藻を見ても、食べても、養殖か天然かは、
判別できない場合が非常に多いにも関わらず、です。

 

島根でのやり取りから、一年ほどした頃、変なご縁で、
ドイツからの訪問者の質問を受けました。

「オーガニックの海藻を探してます。知りませんか?」

日本の有機JASには、海藻の規格は存在しません。

細かい理由は知りませんが、生育する場所や方法、
土壌から検分する農産物や畜産物の有機認証制度は、
「区切り」がされているかどうかが、鍵であるなら、
明確な区切りのない海は、対象から外れているのだろうと、
想像ができます。

日本における海藻の養殖は、外洋や湾で行います。
けれども、その方の常識は、「養殖=大きな水槽」。
海藻であっても、例外はなかったようです。

のりの養殖場を見に行って、納得されたかどうかはわかりません。

その後もまだ、他の人を頼って、オーガニックの海藻を求めて、
別の地域へ足を運んだようなので、決して満足のいく
結果ではなかったのだと思います。

 

現場をみること。
現場で関わる人たちに、多く話を聞くこと。
そのうえで、全体を見て自分で判断をすること。

島根での禅問答は、恐らく、聞いただけでわかるのか?
という彼らからの問いだったように思います。
ドイツ人バイヤーの行動もまた、同じです。

板わかめに限って云えば、断片を組み合わせると、
岩場にあるものも摘みとって、混ぜる人もあるようなので、
「敢えて断言しなかった」が、一番実態に近いようです。

けれどその一件以来、一層、情報は自分で集めるように、
より慎重に考えるようになりました。

 

有機JAS認証のように、細かい規格が設けられて、
表現までもが、制約を受ける場合もあります。

けれど可能な限り、形骸化した表現に頼ったりせずに、
言葉を選んで、事実に一番近い言葉を選びわけること。

これは、恐らく私たち開発チームの、
大切な役割のひとつです。

この記事を書いた人

プレマシャンティ開発担当。料理人
横山奈保 (よこやま なほ)

日本生まれ、海外育ち。
肉体の極限を追い求める競技者として育ち、肉体と食、食と精神、精神と肉体の関係を知る。現プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

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中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社代表取締役。 ビーガンジェラートマエストロ 2018年イタリアジェラート協会(SIGA)開催の国際コンテストでダブル受賞

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山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

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花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

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岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

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横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

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久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。 現 プレマ株式会社取締役

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山崎美穂 (やまさき みほ)

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寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

1級電磁波測定士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

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城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

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峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。

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上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

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堂尻友子 (どうじり ともこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

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林美緒 (はやしみお)

2017年入社。プロモーションセクション プロモーター。
プレマルシェ・ジェラテリア 店長。
興味のあることは、考える前にとりあえず行動。
最近のマイブームは、ランニングと自己流の筋トレ。

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西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。
典型的なO型と言われます。考えるより先に行動してしまい後から困ることも多々。犬と小学生との世話に明け暮れる日々です。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。