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料理人がみる世界

料理人はシェフじゃない?

投稿日: 2018年4月2日 更新日:

プレマシャンティ開発チーム横山です。

「料理人です」というと、決まって「シェフですか?」と聞かれます。
面倒なので、「まあ、にたものです。」と答えるのですが、内心「シェフじゃあないんよな~」とぼそり。研究はしていないので、料理研究家ではないし、料理家というのも変な言葉に感じるので、ぴったりとくる言葉がないよな~とも思います。

場所が変わってフランス。
「シェフですか?」と聞かれれば、明確に「NON」と返答します。
何故なら、シェフは社会的な地位でもあるから。

料理という世界のピラミッドのトップ、厨房の司令官だけが「シェフ」と呼ばれ、知名度、売上、レストランの名声、信頼、その他もろもろ、その名前の下にすべての責任を負っています。メニュー決めから仕入れ、厨房内のひとの配置まで、全てがシェフの権利で責任のもとに決められていきます。
私にとっての「シェフ」は、この定義から一瞬もズレようがないので、シェフという呼び名すら恐れ多いのです。

ですから、自称「料理人」。
余談ですが、料理人は、フランス語ではcuisinier/cuisinière(キュイジニエ)と呼びます。これはもともと「火を使う人」という意味でもあるんですよね。
人間が火を使って料理をしてきた歴史をそのまま集約したような、素敵な言葉だと思います。同時に、調理をするという行為における、火の大切さも感じます。

とはいえ、ここ数年はすっかり「食材マニア」色が強くなりました。
料理は結局、素材だと思うのです。

ピラミッドをイメージするなら、調理をすればするほど頂点にのぼっていく感じです。
底辺が広くないと、手を加えた分だけ先細っていくイメージと云うと、わかって頂けるでしょうか。
底辺はもちろん、素材の味と質です。

いい意味でいうと、手を加えた分だけ凝縮される。
表現を変えると、底辺が広くないと先細る。

マクロビオティックを知るまでは、料理は技巧だと思っていた節がありました。
プレマシャンティに関わる前は、素材の味をここまで突き詰めませんでした。

料理をし、技巧を磨き、工夫をしても、突き抜けられない天井は、自分の技術とセンスの無さだと長く諦めていたのに、農地や作り手、職人たちと正面から向き合って、違いを知りたいと動き始めてから、提供できるお料理も更に豊かになったように感じています。
素材を突き詰め出してからは、むしろ更に簡素に調理するようになりました。

「食材マニア」を自覚し出してから、料理を生業にしているひとたちと組む楽しさを知りました。
料理を生業にして、自分のレストランやカフェを始めたいとは思いません。
ただ自分の身体は、どこでも、どんな状況でも、美味しいもので養いたいとは思います。

プレマシャンティが始まって、2018年の4月で何年目でしょうか?
どんどんマニア色が強くなっていく私、そろそろ自称「料理人」を廃して、「食材オタク」を名乗ろうかと思います(笑)

この記事を書いた人

プレマシャンティ開発担当。料理人
横山奈保 (よこやま なほ)

日本生まれ、海外育ち。
肉体の極限を追い求める競技者として育ち、肉体と食、食と精神、精神と肉体の関係を知る。現プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

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執筆者紹介

中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士、電気工事士(2種)、健康不動産株式会社 代表取締役、電磁波環境測定対策士組合長。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

久野真希子

久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。

岸江治次

岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

横山奈保

横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

花井良平

花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

山口勝弘

山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

山崎美穂

山崎美穂 (やまさき みほ)

「仕事と家庭を両立しながら頑張っています!」プレマ株式会社プロモーションセクション プロモーター

上ヶ谷友理

上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

寺嶋康浩

寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

電磁波環境測定士協会理事長。電磁波対策だけしかしない第二種電気工事士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

坂井歩

坂井歩 (さかい あゆみ)

ひとたびハマると、どっぷり浸かってしまう根っからのオタク気質。恐竜、日本史、きのこ、首都、絵本、百人一首……子どもの成長にともない、その無駄な知識をひけらかしては喜ぶ毎日。

西村初美

西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。普段はおっとり型なのに、考えるより先に見切り発車で行動してしまい後から困ることも多々。犬と中学生との二人と一匹暮らし。

中川愛

中川愛 (なかがわあい)

1996年、インド生まれ。帰国後は男の子と外を駆け回る活発な幼少期を過ごす。小学4年から中学までをかつやま子どもの村小中学校で、高校はきのくに国際高等専修学校で充実した学校生活を送る。立命館大学を卒業後、母校のかつやま子どもの村小中学校で教員を務め、2022年プレマ株式会社に入社。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。

内田光香

内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

十二村英里

十二村英里 (じゅうにむらえり)

プレマルシェ・スタジオ中目黒でイベント運営や展示販売などを担当。2021年に待望の第一子を妊娠し、翌年に無事出産。新米ママとして育児と仕事に奮闘する日々。

鈴木 啓子

鈴木 啓子 (すずき けいこ)

現代の忙しい女性たちに、米ぬかと大豆の自社製品を使った簡単で美味しいレシピや食材をまるごと食べる一物全体の大切さをイベントや講座で伝えています。

松本春菜

松本春菜 (まつもとはるな)

ジェンダーフリーの長男と、ラガーマンの次男を育てる2児のシングルマザー。子どもたちも大きくなり、子育てに余裕が出てきたのでいろいろなことに興味津々。

堂尻友子

堂尻友子 (どうじり ゆうこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

城島淳子

城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

峰村東子

峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。