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料理人がみる世界

春は新しい出会いを求める季節

投稿日: 2018年4月30日 更新日:

プレマシャンティ 開発チーム横山です。

毎年、春は展示会が花盛りです。

特に、1月から3月にかけての期間は、
国内・国外問わず、大きな展示会が続くので、
新しい出会いを求めて、旅をする機会が増えます。

弊社でもこの時期は、代表中川を筆頭に、
商品担当者も旅が増えます。

有難いことに、プレマシャンティ開発チームの私、
横山も、この展示会行脚のメンバーです。

この機会を逃すまいと、展示会を巡っては、
お取引先とお話をしたり、新しい出会いを頂いたりと、
いかにもバイヤーらしからぬ格好で、
会場をぐるぐると歩くのが仕事になります。

健康食品の展示会で目立つのは、
アメリカで開催される展示会。
ナチュラルプロダクトエキスポと呼ばれ、
毎年2回、3月と11月に開催されます。

有機食品の展示会で目立つのは、
ドイツで開催されるビオファ。
これは毎年、2月に開催されます。

日本でも、2月・3月と続いて、
大きな展示会が、いくつも開催されます。

特に3月には、食品展示会では、
アジア最大規模と呼ばれるものがあり、
買い手も売り手も、世界中から集まっています。

食品添加物ばかりの展示会があったり、
製菓業界向け、外食(それも麺だけ!)向け、
農産物生産者向け、と大小集めると
両手・両足あわせても、足らないくらいです。

私はというと、縁あって、
ドイツのビオファに足を運びました。

有機専門という意味合いの「BioFach(ビオファ)」は、
世界トップクラスの有機見本市といわれます。
ドイツを起点に、世界5都市で開催されており、
日本でもあるので、ご存知の方も多いはず。

ヨーロッパとのご縁が薄かった私にとっては、
オーガニックの震源地ともいえるドイツの展示会は、
一度は行っておきたい場所でした。

今回の展示会は、全部で8ホール。
面積は。。。改めて計算すると、
8万平方メートル、だそうです。

ええと、8万平方メートルというと、
0.08平方キロメートル。
よくいう、東京ドームに換算すると、
2個分にちょっと欠けるくらいです。

イメージわきませんね。

出店者の数は、食品だけで2785、
化粧品と雑貨は259。

合計で約3000近いブースがあったので、
朝10時ごろから、夕方18時ごろまで、
かなり早足で歩き詰めて、初日に4ホール、
次の日に残りを巡るのが精いっぱいだった・・・
というと、その規模を想像頂けるでしょうか。

合衆国の展示会に、頻繁に足を運ぶので、
サイズで驚くことはないのですが、
その中身のクオリティでは、今回、
初日からテンション上がりっぱなしでした。

肉あり、アルコールあり、チーズあり。
2ホール分は確実に、ご縁がありませんでしたが、
それでも2785全部が、オーガニック!

おまけに今年の展示会トレンドが、
ビーガン・ベジタリアンど真ん中だったので、
本来の目的以上に、興味津々でした。

セイタンや大豆をつかった植物性の肉や、
テンペなどの豆製品も多く目についたので、
オーナーたちに「動物愛護?」と聞いてみると、
答えは「More than that」。

「それだけじゃない。」という返事に、
どうして?と問いかけると、必ずと言っていいほど、
「動物の病気が多いでしょう」の返事がありました。

狂牛病や鳥インフルエンザなど、
対策のしようのない病が蔓延していて、
安心して口にできないじゃない、と。
理由は、本当にそれぞれです。

とは言いながらも、さすがにチーズの国。
アメリカのように、チーズの代替になるベジ食品は、
ひっそりと出展しているだけで、大々的にやっていた1カ所は、
「これなら!」と思えるだけの完成度にはありませんでした。

グルテンフリー、というか小麦不使用、の商品も多く、
大豆麺とか、大豆麺とか、大豆麺とか。。。
大豆のパスタが、本当に多かったです。

パンは、スペルト。
それからドイツの定番、ライ麦のパン。
興味をひいたのが、古代小麦。

スペルトやカムットではなく、
「古代小麦」らしいのです。

味はというと、完成度が高いです。

目新しい素材を使った菓子やドリンク、
惣菜も多くありましたが、ベジであっても、
それ以外でも、味付けがデリケートなものが多く、
「ハズレ」が少ないのが、また驚きでした。

というのも、日本でも合衆国でも、
口に入れて後悔することがとても多くて、
試食には本当に慎重になるんです。

合衆国の展示会が、先進的なアイデアに満ちて、
次の流行や今の流行を読み解く場であるとすれば、
ドイツの展示会は、生活に機軸をおいた、
堅実さと確実さに満ちた場であるように思います。

質素だけれど品質は高くて、信頼がおける。
そんなものづくりの心が、食品にもあるのだと、
ビオファの会場を巡りながら感じていました。

ところで、そんな違いを感じた展示会でも、
また共通するものはありました。

「これは凄いな」と気が緩み、
「ビオファだから」と油断したまま試食を続け、
迎えた二日目の朝に気が付いたのが、
強烈なむくみです。

初日の午後には、やたらと喉が渇くし、
疲れるし、異変に気がついていたにも関わらず、
興奮したまま、無視していた身体のサイン。
二日目に、ドカッとつけがきました。

加工品は、しょせん、
加工品でしかなかったです!

加工品である以上、どこの国でも、
どんな原料でも、ポイントは調味料で、
質ではなく、量が問題です。

原料がビオでも、合成食品添加物を使っていなくても、
大量に生産する以上は、「何らかのかたち」で、
味が安定するように工夫をします。

合成添加物を避けるということは、
変質や味の経時変化を避けるために、往々にして
味付けを濃くするという行為に繋がります。

そのカギになるのが、塩と砂糖。
むくみの原因は、恐らく塩です。

水分摂取量の少なさも、原因のひとつでしょうが、
もう、とにかく水が流れず、巡らず、
いわゆる身体のお知らせも滞り、
身体がむくんで、ぶよぶよとして大変でした。

加工品は、本当に怖いです。

プレマシャンティでも、沢山の加工品をご提供しながら、
こんなことをいうのははばかられますが、
家でゼロからつくる料理が、一番です。

素材だけでなく、味付けも、
その日の体調に合わせられるのが、
本当に一番だと信じています。

毎日台所に立つのは億劫だし、
帰りが遅くなると、疲れてやりたくない。

私も仕事を持っているので、そのとおり!と思いつつ、
今回のような辛い思いをするのなら、毎日、
マッサージ・チェアにのるかわりに、
台所に立った方がいいよなあとも思うのです。

億劫だと感じるのには、
変わりないんですけどね。

リカバリに、ほぼ一か月。
いまだに本調子じゃないのですが、
玄米ご飯を炊き上げて、「麹職人の超熟味噌」をみそ汁にし、
ひと口○○回、咀嚼(そしゃく)しながら様子をみています。

春分も過ぎ、そろそろ春本番。
体調も整えにくい時期に、上手い具合に、
身体と、自分と向き合わざるをえない機会を得たのが、
展示会行脚のもうひとつの収穫です。

ものごとって、上手く回っていますね。

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この記事を書いた人

プレマシャンティ開発担当。料理人
横山奈保 (よこやま なほ)

日本生まれ、海外育ち。
肉体の極限を追い求める競技者として育ち、肉体と食、食と精神、精神と肉体の関係を知る。現プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

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春は新しい出会いを求める季節

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執筆者紹介

中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士、電気工事士(2種)、健康不動産株式会社 代表取締役、電磁波環境測定対策士組合長。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

久野真希子

久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。

岸江治次

岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

横山奈保

横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

花井良平

花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

山口勝弘

山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

山崎美穂

山崎美穂 (やまさき みほ)

「仕事と家庭を両立しながら頑張っています!」プレマ株式会社プロモーションセクション プロモーター

上ヶ谷友理

上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

寺嶋康浩

寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

電磁波環境測定士協会理事長。電磁波対策だけしかしない第二種電気工事士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

坂井歩

坂井歩 (さかい あゆみ)

ひとたびハマると、どっぷり浸かってしまう根っからのオタク気質。恐竜、日本史、きのこ、首都、絵本、百人一首……子どもの成長にともない、その無駄な知識をひけらかしては喜ぶ毎日。

西村初美

西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。普段はおっとり型なのに、考えるより先に見切り発車で行動してしまい後から困ることも多々。犬と中学生との二人と一匹暮らし。

中川愛

中川愛 (なかがわあい)

1996年、インド生まれ。帰国後は男の子と外を駆け回る活発な幼少期を過ごす。小学4年から中学までをかつやま子どもの村小中学校で、高校はきのくに国際高等専修学校で充実した学校生活を送る。立命館大学を卒業後、母校のかつやま子どもの村小中学校で教員を務め、2022年プレマ株式会社に入社。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。

内田光香

内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

十二村英里

十二村英里 (じゅうにむらえり)

プレマルシェ・スタジオ中目黒でイベント運営や展示販売などを担当。2021年に待望の第一子を妊娠し、翌年に無事出産。新米ママとして育児と仕事に奮闘する日々。

鈴木 啓子

鈴木 啓子 (すずき けいこ)

現代の忙しい女性たちに、米ぬかと大豆の自社製品を使った簡単で美味しいレシピや食材をまるごと食べる一物全体の大切さをイベントや講座で伝えています。

松本春菜

松本春菜 (まつもとはるな)

ジェンダーフリーの長男と、ラガーマンの次男を育てる2児のシングルマザー。子どもたちも大きくなり、子育てに余裕が出てきたのでいろいろなことに興味津々。

堂尻友子

堂尻友子 (どうじり ゆうこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

城島淳子

城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

峰村東子

峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。