2020年に 一括表示が変わることはご存知ですか?
原材料や製造者等が記載された いわゆる中身の明細です。今は新しい表示への移行期間で、新旧入り混じっている状態ですが、2020年には全て改正後のルールに従った表示に変わります。
アレルゲン、栄養成分表示、製造者、販売者、文字の大きさと、義務化される項目も増えて、消費者としてはありがたい限り。
今回は改定の移行期間に、さらに改定が重なりました。
先の変更に加えて、原材料の原産地を記入しなさい という改定です。
実際、産地がわかるのは嬉しいですし、プレマシャンティでやってきたところですから、なんら追加はありません。ラベルに書くか書かないかというだけのこと。でもこれが、厄介で… ようは面積が足りません。情報をたくさん書こうとすると、文字を書く面積が必要ですが、商品によっては容器や袋全部が一括表示になりかねません。うーん。
今回は、憶測が飛び交っていた生産地表示の改正。
可能な限りの原料の「生産地名(国・県単位)」が知りたいというのが、そもそもの消費者側の要望であったように思います。今回の改定は、国内で生産された加工品の第1位重量の原料が、「輸入か国産か」を区別するだけのもので、県単位での記載義務はありません。
ラベル面積という点では、助かりましたが、いち消費者としては拍子抜けでがっかりです。何しろ全部が「(国産)」で良くなるわけですから…。どうなんでしょうね?
原料産地に関しては、プレマシャンティに関わる創り手は皆、今も変わらず水晶のようにまっ透明です。今後もウェブ上では、従来どおり情報を公開していきます。
食という私たちの命を支える基本に関わる法令でも、改正が常に消費者にとってフレンドリーであるとは限りません。ほんとにね。