プレマシャンティで、なぜかいつも売り切れるのが ゆず胡椒です。
ゆず胡椒といったら、これでしょう!な「緑」と、見るからに辛そうな「赤」、ゆずの皮そのもののような「黄色」の3色でご紹介しています。
売り切れる順番は、緑=>黄色=>赤。
GO!, Attention, STOP! 信号ですね。
今年もなぜか、次の仕込みのシーズンを迎える前に、緑と黄色が無くなってしまいました。
ご愛用頂いている方には申し訳ありませんが、次のシーズンを楽しみに待って頂けると嬉しいです。
こういう仕込みものは、毎年、一年の見込みを立てています。
同類のアイテムにどの程度需要があるのか、プレマシャンティでご紹介したらどの程度ニーズがありそうかなど、ざくっと予測をたててから仕込みを依頼します。この子たちに関しては、初年度は緑のみの紹介、追いかけるように、黄色と赤をお預かりしたので、年間の予測といっても、海に砂粒を落とすようなものでした。嬉しいことに、お客様のご要望数が、私たちの予測をはるかに上回って、初回は早々に、お客様の手元に「旅立ち」ました。2回目に入ってきた緑もまた駆け足で、それを追うように黄色が旅立ち・・・。今年の仕込みは、どうしようかと悩んでいます。
仕込みをお願いするのに、需要の見込み以上に鍵になるのが、原料となるゆずや唐辛子の出来高です。
特にゆずの出来は、味にも大きく関係してくるので、重要な鍵になります。
破格の耐寒性を誇るゆずは、多少の日陰でも生育する比較的育てやすい果樹ですが、同時に結実するまでに18年の年月を要するともいわれるほど、果実がなるまで時間が掛かります。台風や大水がなければ、不作になることはあまりないというものの、果実は往々にして「生り年と裏作の年」が入れ替わり、収穫に波があるので、安心はできません。
天気予報の例年 という言葉が、とても陳腐に聞こえる今日この頃、今年の仕込みはどうなるのか、気がかりでもあります。
「瓶が四角くて、使い切るのにコツがいります!」のお声も多い、プレマシャンティゆず胡椒。
一部では、エスニック料理にぴったりと、料理教室でもご紹介いただいています。使い方に幅が生まれるのは、きっと作ってくださる方の本気と愛情のおかげ、ですね。
マイペースな「ゆず胡椒 赤」は、四川料理や韓国料理など、甘みと辛みを出したいお料理に、実はぴったりです。