私がマクロビオティックのインストラクターとしての資格を取得したのが2001年。今年で13年目に入ります。自分の人生の中でこんなにマクロビオティックを伝える事に一生懸命になるだなんてその時には思いもしなかったなとそう思います。

　今日まで続けられた理由は多分どこまでいっても学べるぐらい大きなテーマを扱っているから。もちろん自分のカラダとココロが快適になっているからという理由もあります。でも一番の理由は直感＝「ひらめき」を楽しいぐらい体感するからです。

　例えばある朝、「あなたがちょっと嫌だなと思う物を引き寄せた時、それはあなたが大きく変われるチャンスです。」という言葉がおりてきました。その言葉をしばらく自分の中で抱きしめていくとその言葉が意味することを体感することができます。

　その体感を確信づけてくれるのがマクロビオティックで学ぶエネルギーの法則、宇宙の摂理です。例えば「陰は陽をひきつけ陽は陰を引きつける」と学びます。相反するエネルギーは相対的でありながら相補的。つまり反対のエネルギーは自分を知るために必要なエネルギーという事になります。

　自分を磨く時、いい出来事がおこると自分がよかったと思ったり、嫌な出来事が起こると自分の何が悪いのだろうと考えがちです。でも、何かを気づかせてくれるタイミングとそう思えたら、自分の状態に気づくことが出来ます。また、人の素敵を見つけた時、自分にない物を知る事が出来ます。その事を繰り返して行くと実は自分にしかできないことを見つけられる。そんな方法を手に入れられたのもマクロビオティックが教えてくれた自然の摂理、宇宙の法則のおかげだと思います。

　自分をディスカウントすることなくあるがままを認めながら成長する。人は知らず知らずに自分を傷つけてしまう。悪い事がおこったり悲しい出来事に合えば自分の人生を悲しんだり悔やんだり、その先の不安や心配事におびえだし、本当にやりたい事を見失ったりしてしまう。そんな体験は誰にでもあるはず。でもマクロビオティックが教えてくれている事をひも解けば、何も傷つく事はなく、誰の事も恨む事なく前に進めるようになります。

　出来事は自分を進化させるための積み重ね。肉体的にも精神的にも自分を磨くための出来事を自分が選んでいるだけなのです。今日までも全てよし。そして今日も全てよし。そしてもっと私たちは輝くために表と裏と感じる出来事を一定のルールで変化しながら積み重ねているのです。太陽が昇って沈み新しい毎日が始まるように、私たちも毎日生まれ変わって、もっと素敵になっていく。

　そんな事を体感するために私に用意された出来事が今目の前にあるのだなと体感出来るのです。ね。マクロビオティックって素敵って思いませんか。

　そしてその方法が、自然の恵みを使ってお料理を作って食べる事なのです。この素敵さが大好きで、そしてこの素敵さをたくさんの人に知って欲しいから今日までマクロビオティックを続けて来たのだなとそう思います。

.｡ﾟ+..｡ﾟ+.☆　今月のMie’s Recipe　☆.｡ﾟ+..｡ﾟ+

サラダバリー ピ えごま油を使ったレシ 押し麦の美味しい食べ方です。 梅干しのアクセントが肝臓の働きを応援します。 材料　2人分 押し麦……1/2カップ セロリ……1/4カップ（さいの目切り） 大根………1/4カップ（さいの目切り） ミニトマト……4個（1/4の回し切り） パセリ…大さじ1、梅干し…1個、えごま油…適宜 作り方 （1）押し麦は丁寧に洗います。 （2）お鍋に（1）の押し麦と2倍のお水を入れて弱火で炊きます。時間にして25分です。 （3）お鍋にお湯をわかして、セロリ、大根をサッと茹でます。 （4）ボールに（2）の押し麦とペース状にした梅干しを加えて混ぜ合わせます。 （5）（4）に（3）とトマトを加えて混ぜ合わせます。 （6）彩りでトマト、パセリを加えます。 （7）仕上げにエゴマ油をかけて出来上がりです。

中　美恵

中美恵(なか みえ)氏　1997年に、マクロビオティックカウンセラー・中広行氏と出会い、料理法や理論を学び始める。2000年「おいしく、楽しく」をテーマにした「マクロビクッキングスクール」を大阪に開校し、全国に展開。現在は料理に留まらず、マクロビオティックに出会うことで多くの可能性を手に入れた自身の経験を活かし、「年を重ねるごとにキラメキを増す」「今の時代に望まれる素敵な女性」をテーマに、多彩な場面で活躍中。 中美恵公式サイトはこちら>>