新緑が眩しい季節になりました。新芽が輝き新しい息吹を感じる5月は気持ちもウキウキするので大好きな季節です。
1年間のリズムは太陽のリズムにあわせて変化し、1ヶ月のリズムは月のリズムにあわせて変化していきます。この二つの動きの調和を楽しみながら生活すると宇宙のリズムと共振し命そのものが尊い存在なんだということに確信が持て、誰と比べる事もなく誰を責める事もなく生活が出来ていきます。 私たちは宇宙の彼方から放たれた光のひとつで、私たちはこの肉体をもって人生を輝かせながら重ねて行くのだなと感じています。
さてさて、そんな事を確信づけてくれる本に出会いました。ひとりのロシア人の女性の生き方について書かれている本「アナスタシア」です。その中に書かれている事を実際に私たちが実践するのは難しい事かもしれませんが、宇宙の真理について書かれていると私自身はそう思っています。そして幾つか魂に響くエッセンスがあり、ここからの生き方のヒントを頂きました。その中のヒントをひとつご紹介します。
それは「種は莫大な宇宙からの情報を持っている」「人はもしも病気になったらその病気を治す方法の情報を持っているけどその情報が使えない環境に私たちが染まってしまっている」というふたつのエッセンスです。ちょうどこの本を読む前に、人参の種を蒔けば土の中から必要な栄養を取り込んで人参として成長をしてくることに感心をし、自然の摂理って本当にミラクルだなとそう思っていたところでした。
「種が情報を持っている」。そして私たちはその情報を食べる事で自分のカラダにも宇宙と同じだけの情報を取り入れているのです。そう。ほとんどの植物は種を土に植えて育ち、なるべく自分になっていくのです。種の中には情報がいっぱい詰まっているのですよね。そしてそんな種の中でも生命力がたくさん詰まっているのが穀物なのです。
穀物を食べるという事は宇宙の情報をカラダの中に取り込むという事。無限の可能性を持っている種をずっと昔から人は選んできたのです。だから玄米を食べることは、栄養が足りているとかカラダにいいというレベルだけではない力を取り込む事ができるのだと確信しています。そしてそこに宇宙の意志をさらに繁栄させるだけの情報を体感させながら玄米を炊く事ができたら、どんな事になるのでしょうね。
人は自分の力でカラダを調節しながら最善を選択するようにできているのだとしたら、玄米を食べるという事はその調節機能を正常に保つためのメソッドのように思います。そして、その種の情報をカラダに取り入れやすくするための炊き方が、自分を透明にして宇宙のエネルギーを通す事なのです。だから、どうやって炊くのか、どんな気持ちでお料理をするのかは人の健康や幸せに大きく繋がっているのです。
自然の摂理を体感しながら、自然の恵みを活かすお料理。そんなお料理がきっとあなた自身の可能性を引き出すお料理になるのだとそう思います。
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中 美恵
 中美恵(なかみえ)氏 1997年に、マクロビオティックカウンセラー・中広行氏と出会い、料理法や理論を学び始める。2000年「おいしく、楽しく」をテーマにした「マクロビクッキングスクール」を大阪に開校し、全国に展開。現在は料理に留まらず、マクロビオティックに出会うことで多くの可能性を手に入れた自身の経験を活かし、「年を重ねるごとにキラメキを増す」「今の時代に望まれる素敵な女性」をテーマに、多彩な場面で活躍中。 |
