新緑の頃が落ち着き夏の前の梅雨の季節になりましたね。地球の環境は夏至に向けてもっと開放的に過ごす方向性に働きかけているのに雨の影響で、思うようにカラダもココロも開放的になれない……。そんな季節が6月になります。湿気も多くなんとなくじめじめするその環境を心地よく過ごすための工夫がいつも以上に必要になるそんな季節です。
カラダの調節もとりにくくなるので何となくけだるさを感じたりする人も増えたりしますね。そんな6月のおすすめの食材は梅干と甘酒です。甘酒は江戸時代には夏バテ防止の栄養ドリンクとしても大活躍していました。栄養の吸収がいいだけでなくカラダを元気にしてくれる良質の糖質がいっぱいです。そんな甘酒に変化に対応する力を持っている梅干を少し入れて飲むと梅雨のけだるさから解放されるエネルギーを体感出来ると思いますよ。ぜひ試してみて下さいね。
さて、今日久しぶりに最近の流行はなにかしら？
と本屋さんに情報を収集しに行ってきました。そこであまりのたくさんの情報があることにびっくり。健康ひとつとってもこんなに色んな情報があったら、いったいどうすればいいのかわからなくなる人がいるんだろうな……とそう感じました。私ですら何が正しいのかしらと不安になったぐらいです。
多分、どの情報が正しいとか間違っているかではなく、何を目的としているのかとかどの角度からものをみているのかで判断するのが迷わない方法なんだと体感しました。そう。自分の生き方が決まっていないと迷う事ばかりです。
まずは自分の生き方を決める事です。マクロビオティックでは「自分の人生の主人になる。誰のせいにもしない」のが真の健康と学んできました。自分の人生は自分で決める。どう生きるのか、どう食べるのかを誰かを頼るのではなく自分で判断出来るようになることが、マクロビオティックが教えてくれている本当の事の様に思います。でもこれって結構難しい。なぜなら私たちは自分の持っている力を使わない環境に身をおいていたり、自分を信じることが出来にくい食べ物を食べ続けてきたからなのです。
自分を信じる事が出来る食べ物や食べ方。それが自然の摂理を理解する食べ方なのです。自分の好きとか嫌いとかではなく、流行っているからとかではなく、自然の摂理を体感する食べ方。これがこお料理で宇宙を体感するこからとっても必要になって来ると思うのです。
理論や理屈よりも体感する感性を育ててみる。それが出来るのはやっぱり女性の方が得意なように思います。毎日のお台所で「自然の恵みを体感する」そんな意識でお料理を作るではなく創ってみるときっと今までと違った楽しさのお料理になると思います。
お料理はどこにいても自然の摂理を体感出来る素敵なメソッドなのです。
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中 美恵
 中美恵(なかみえ)氏 1997年に、マクロビオティックカウンセラー・中広行氏と出会い、料理法や理論を学び始める。2000年「おいしく、楽しく」をテーマにした「マクロビクッキングスクール」を大阪に開校し、全国に展開。現在は料理に留まらず、マクロビオティックに出会うことで多くの可能性を手に入れた自身の経験を活かし、「年を重ねるごとにキラメキを増す」「今の時代に望まれる素敵な女性」をテーマに、多彩な場面で活躍中。 |
