先月に引き続き、大変おこがましいですが、新病院の紹介をさせて頂ければと思っています。
当医院は普通の歯科医院ですが、特徴の一つに、全身との調和を目指す治療をすることができます。
まず、前回ちょっとふれましたが、齒は身体のバランスを取るための一つの器官ですので、身体の重心をチェックする姿勢分析器というものがあります。これは、先々月にドイツの開業医の先生のオフィスを見学したときにも同じような設備があったのですが、身体がシンメトリーになっているか、また重心が真ん中にあるかをチェックするものです。主に身体の外観をチェックするために使用します。
それに対して、身体の中をチェックするスカイ10という機械があります。これは、ロシアの宇宙飛行士が宇宙から還ってきた時に身体の状態を瞬時に計測するために作られたもので、体脂肪計のような身体に影響を与えない極々少ない微電流を身体に通電させることにより、色々な身体の状態をチェックすることができます。例えば脳のどの辺に酸素の欠乏があるかとか、心臓のどの部分に調子が悪いところがあるかとか、それぞれのホルモンの状態や、血管年齢等が分かります。頭と手と足に電極を付け、およそ3分から4分の間にチェックすることができます。西洋医学では、血液検査をして数日待たなければなりませんが、血液を取らずして瞬時にチェックすることができます。私の病院は歯科医院なので、身体を検査する目的で置いているのではなく、かみ合わせを治療した時に、身体の中の変化を診るために置いています。
これら2つの機器で、身体の外からと中からの変化を同時にチェックすることができます。身体の調子が悪いのは、齒が原因の場合がありますので、そのような場合には、お力になれればと思っております。
田中 利尚
田中 利尚氏 歯科医師.整体師 日本抗加齢医学界専門医 国際統合医学界認定医 「咬合(かみあわせ)を制する者は歯科をも制す」という、歯科医学の見落とされている最も大切な力学的調和という根本理論に触れ、かみあわせを追求。しかし身体が変位していると良いかみ合わせを構築できないところに西洋医学の限界を感じ統合医療を目指し東洋医学(整体)を勉強。 顎が痛い、お口が開かない、首肩の凝り、腰痛、うつ病までを含む顎関節症の治療にも取り組んでいる。 「健康は歯から」を確信している。 |