
韓国の薬飯(ヤッパプ)は、甘い味付けの伝統的なおこわです。今回はその薬飯に珈琲を加え、香ばしさとほろ苦さが甘味を引き締める大人味に仕上げてみました。
<材料> 4人分
(A)
・餅米……2 合
(洗って 1 時間浸水後ザルに上げておく)
・有機カフェインレス
インスタントコーヒー……小さじ 2
・浄水……320ml
・黒糖(またはきび糖)……大さじ 3 〜 4
・播州 再仕込み醤油……大さじ 1
・ごま油こまやか(濃口)
(具材)
・クコの実……大さじ2
・松の実……大さじ1
・発芽いりごま……大さじ1
<つくり方> 60分(浸水時間を除く)
①(A)を炊飯器に入れて混ぜ合わせておく。
②具材をのせて炊く(混ぜ込まない)。炊飯器の「おこわモード」or「白米」で炊飯。
③炊けたらすぐに混ぜ、オーブンシートを敷いたバットに詰める。
オーブンシートを被せて平たく伸ばし、冷めてから四角にカットして完成。
※具材はお好みで、くるみや乾燥いちじく、かぼちゃの種などを追加してください。
使用食器:森修焼 フルール プレート 15cm
飯の共
お正月。わが家は命を削って仕込む恒例のヴィーガンおせちをやめ、今年から「ご飯の共を持ち寄る」スタイルで集まりました。きっかけは長男夫婦。アニメ『美味しんぼ』の「飯の共」の回を観て、「これ、正月にやろう」と一言。姑の数の子を筆頭に、千枚漬け、大葉肉味噌、鉄火丼、なぜか次男11歳の手製チャーハンとティラミスまで登場。私たち夫婦は、天然鮭ハラス、白味噌雑煮、雑煮出汁の佃煮、聖護院大根のたいたん、牛すじカレー、アンビエントファームさんの小豆でぜんざい、べったら漬、焼豚、そして土鍋炊き銀シャリを用意しました。それぞれが自作の「ご飯の共」を自慢し合い、過去イチの盛り上がり!
2月は旧正月の季節。明治以前はこちらが本来のお正月でした。そう思うと、「もう一つの始まり」として旧正月を味わい直すのもいいなと思います。一方、10月あたりから始まる「おせち商戦」。おせちは冷めたまま食べる保存食で正月の三が日に火を使わずに済むためのはずが、現実は餅を焼き、雑煮を作り、結局台所に立つ。そこへ滑り込んできた楽ができる豪華おせち商戦。お正月だけは食品表示に目を瞑り、業者に注文って方が多いのも頷けます。しんどいですもん!
だから私は思うのです。おひとり様お正月も普通な今、食べたい一品だけ手作りでも、想いのある人に頼んだオードブルでもいい。人数や暮らしに合った形で一年の健康と幸せを祈る食卓文化であるといいな。もし子どもたちの記憶に、おせちが「不味くて高くて、冷たいけど縁起物だから我慢して食べるもの」として残ってしまったら、残すべき文化のカタチではなく、意味を失ったということ。
2027年のお正月に向け、新しい正月文化がそれぞれのスタイルで誕生しますように。『美味しんぼ』是非観てみてください!
