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それぞれの転機

さまざまな方にインタビューし、その人生の物語を届けます。実体験が誰かの勇気になりますように

キャリアコンサルタント

小山 真裕子 (こやま まゆこ)

自身の転職経験から国家資格キャリアコンサルタントを取得し、就職や転職の支援をおこなっている。「答えは自分のなかにある」ことに気づき、本心に従って生きていくことを一緒に追求していきたいと活動中。インスタグラム:@mayuko33perfection

新しい探求が常に道となる(後編)

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「合同会社じぶんらしく」代表・寺嶋康浩さんの物語。前編では、母への手紙が心身を解放し、自らの道が開かれるまでを辿りました。後編は、その探求がさらに深まり、思考という枠を超えて「命の躍動」そのものを表現し始めた今の姿に迫ります。

——現在、アーティストとして「躍りながら描く」ライブペイントをされていますが、そのきっかけは?

​ 始まりは2020年、コロナ禍でした。当時、私はボディワークの探求のために躍っていたコンシャスダンスの学びを深めに米国へ行く予定でしたが、緊急事態宣言で渡航は断念。行き場を失った時間のなかで、ふと目に入ったのが芸大に通っていた長女が残していたアクリル絵の具でした。
それで抽象画を描き始めたのですが、長年のデザイナーとしての「正解を組み立てる思考」が邪魔をして、窮屈さを感じていました。そんなとき、イタリアの即興画家の展示で目にした「考えるより早く描く」という言葉に衝撃を受けたのです。それはまさに、ダンスで実践していた「思考を介さない動き」そのものでした。

 早速、パレットに絵の具をのせて筆を取り絵を描こうとしたとき、「もう遅い。考えている」と感じました。そこで絵の具を直接手に取り、キャンバスに叩きつけた瞬間、とてつもない心地よさに貫かれました。しかし、それでも思考が介入してきます。「身体が動かないと心も動かない」というダンスの学びから、ダンスと融合し思考を強制的に止める今のスタイルになりました。
初めてのライブペイントでは、身体が喜んでいるのか、内側から喜びが溢れてきて「もう死んでもいい」という気持ちになったのが驚きでした。終わった後、観客の方々の目がキラキラと開き、深く緩んだ表情をされているのを見て気づいたんです。舞台上で「ええかっこせず」自己解放できれば、見ている人もまた解放される。人はみな、繋がっているのだと。

——企業からの依頼や個展など、活動の幅が驚くほど広がっていますね。

​ S‌N‌Sの映像を見た広告代理店から、800人規模のイベントでのオープニングアクトを依頼されたこともあります。条件は「4分40秒で3メートルの作品を仕上げる」こと。絵の具を出す時間すらないチャレンジでした。ライブペイントをすると、「これは私一人が描いたものではない、会場の全員のエネルギーが描かせたものだ」と感じることがあり、いつも不思議です。

 また、個展では「みんな本当は作品を触ってみたいんじゃないか」という発想から、壁に掛けたまま作品を自在に回転させられる器具を開発しました。ボディワークの現場で感じるのは、原理原則やルールに縛られ視点が固定されることで苦しんでいる人が多いことです。絵を回し、上下左右が入れ替わることで感じ方が変化するのを楽しみながら、「答え(見方)はひとつではない」という体験をしてほしかったのです。

——最後に、寺嶋さんが目指す「自分らしく生きる社会」について聞かせてください。

​  私は「金持ち」より「経験持ち」を増やしたい。人は外側の情報や経済論理に囚われ、自分自身の「心地よさ」という繊細なセンサーを忘れがちです。まずは身体に意識を向け、自分との繋がりを取り戻すこと。そして好奇心のままに自分を試し、表現すること。
表現とは、評価されるためのものではなく、内なるものがだれかに受け取られる「循環」です。一人ひとりが自分を解き放ち、喜びが循環する場を創ること。その先に「自分らしく生きることに価値がある社会」があると信じています。人生はやったもん勝ち。さあ、次はなにをやってみましょうか?

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合同会社じぶんらしく
描く喜び、再発見する「らくがきラボ」など、じぶんらしく生きることが価値になる社会を目指して、さまざまな場づくりをしている。https://be-myself.llc

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