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広報社員のプレマこぼれ話

【新入社員のプレマこぼれ話 vol.13】味覚の「自分軸」を育てる

投稿日: 2022年1月21日 更新日:

1月某日、京都で「五感を呼び覚ます料理教室」を開催しました。
講師は、良質なオリーブオイルが好評の株式会社アサクラ・代表の朝倉玲子さん。

会社のホームページやメルマガ、『オルチョ通信」では、イタリアの生産者さんやオリーブオイルに関する話題やレシピ、ご自身とオリーブオイルとの出会いや食への想いが愛情たっぷりに綴られており、開催前から興味津々!

料理教室では、
– 和食とは異なるイタリア家庭料理でのオリーブオイルの使い方
– 素材の美味しさを引き出す調理方法(今回は冬野菜)
– 美味しいオリーブオイルの選び方
をご紹介してくださると聞き、この日を楽しみにしていました。

良いオイルを持っていても、その良さを十分に生かせなければもったいない!ということで、見て、嗅いで、食べて、自分の五感をフル活用して使い方を覚えていきます。

この日のメニューは
●ブロッコリーのアーリオ・オーリオ
●玉ねぎクリームのホワイトソース
●ファッロのペンネ・マッシュルームソース
●オリーブオイルおにぎり
●シンプル・サラダ

ご覧のように、イタリアでは一品にあれこれと素材を盛り込まず、今日のパスタにはトマト、サラダには葉野菜などと、シンプルな素材の組み合わせが多いそうです。

まずは、アサクラさんのオリーブオイルの食べ比べから。
「EVOオルチョサンニータ」「ボルゴデイサンティーニ」「わら1本」「アックアサンタ」の4種類です。

「栓を開けたら、まず香りを嗅いでみて」と朝倉さん。
今はいろんなオイルが流通しているし、健康情報が氾濫しているけど、何よりも頼りにすべきは自分の感覚。”自分軸”を持ってオイルを選んでほしいと話します。

ちなみに、アサクラさんのオリーブオイルは全銘柄シングルエステートといって一箇所の生産者さんから買い付けされたもの。オーガニックまたは自然栽培のオリーブのエクストラバージンオイルです。

それぞれにコクも香りも異なる個性ある味なのですが、
なによりも衝撃的だったのは、食べた後、舌に残る鋭い辛味とわずかな渋み!
えっ、本物のオリーブオイルってこんなに辛いの??

オリーブの実を食べたことはありませんが、
オリーブは本来辛くて渋いものだそう。
それが新鮮な証なんですね。
朝倉さんによると、辛味のないオリーブオイルは古いか、
他のオイルなどが混ざっているとのこと。

それって、これまでに私が食べてきたオリーブオイルだわ!

賞味期限や原産国などの表示の裏側、
大手ブランドの大半は外国産オリーブなどを混ぜざるを得ない事情など、
イタリアのオリーブオイル産業の衝撃的な事実も初めて知りました。

今までのオリーブオイルはもう買えない……。

オリーブオイルに限らず、ホンモノを見極めるためには、
「自分の五感を使う」ことが大事とのこと。
良いものを食べ続けていると、変なものを食べた時にわかるようになる。

1日〜2日でわかるようになるものではないので、
経験を積んで舌も感覚も鍛えないとな、と思いました。


料理のデモンストレーションでは、
最初にブロッコリーのアーリオオーリオを。
ニンンクの切り方(潰さない、丁寧に切ることで後で臭いが残らない)、
油を熱しないうちにニンニクや素材を入れる、
さらには塩も初めから入れておく、
塩分の濃度、ブロッコリーの長い茹で時間などなど…

書ききれないほど「目から鱗」のポイントを教えていただきました。
それって、今までやってきたことと全然違う。
でも食べてみるとすごく美味しい!

玉ねぎクリームは、ホワイトソースのように使います。
切り方ひとつ、炒め方ひとつで、
こんなに玉ねぎって美味しくなるの?と嬉しい驚き。

素材の旨味が最大に引き出されたか、
ちょうどいい塩梅か、
なんでも味見して確かめる。

いやあ、いかに普段の料理を雑にやっているか、
頭で考えてやっているかを反省しました。

それから、低温乾燥のパスタを初めて食べました。
というか、低温とか高温があるのも知らなかった!

アルデンテがうまくいくと食感がシコシコするものだと思っていましたが、
じつは高温乾燥して固くなっている麺の特徴だと。
本来、麺は釜揚げで食べるもの。モチモチするのが良質の証なのだそうです。

アサクラさんのパスタは、精白されていないセミ全粒、無肥料・無農薬。
後ほどいただいたショートパスタの美味しさといったら!!!
香ばしさ、もちもち食感、噛みしめるほどに口に広がる穀物の甘み。
完全にハマりました。

最後は、みんなで試食。

生のオリーブオイルの辛味やクセは、
加熱調理するとまったく気になりません。
むしろ、食材の味の最高ポイントが引き立てられ、
食材ひとつひとつがすごく美味しい。

朝倉さんは使う食材について、
「最低限オーガニック。できれば自然栽培」と仰っていました。
農産物は土壌がすべて。
シンプルな調理法だからこそ、使う素材の質が直結してきます。

おにぎりにオリーブオイルを混ぜるのも、
海苔にオリーブオイルをたっぷり塗って巻くのも初めてでしたが、
これはこれから我が家のスタンダードになりそう!

さっそくアサクラさんのオリーブオイルを購入しなくちゃ。

まだまだ、他の料理についても知りたいことがいっぱいでしたが、
次回のお楽しみに。

「見たものがすべて」「自分の感覚で」と繰り返し仰っていた朝倉さん。

コロナ渦で対面のイベントに参加する機会が減っていましたが、
なにかを学ぶには、なによりも自分の目で見て、聞いて、
感覚に落とし込むことが大切だなと、あらためて感じました。

アサクラさんの料理教室では、
料理の常識が変わる&
オリーブオイルを使うのが本当に楽しみになる!

みなさんもぜひ参加してみてくださいね。

*朝倉さんによる過去の『らくなちゅらる通信』での連載記事はこちら

この記事を書いた人


内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

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執筆者紹介

中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士、電気工事士(2種)、健康不動産株式会社 代表取締役、電磁波環境測定対策士組合長。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

久野真希子

久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。

岸江治次

岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

横山奈保

横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

花井良平

花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

山口勝弘

山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

山崎美穂

山崎美穂 (やまさき みほ)

「仕事と家庭を両立しながら頑張っています!」プレマ株式会社プロモーションセクション プロモーター

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上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

寺嶋康浩

寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

電磁波環境測定士協会理事長。電磁波対策だけしかしない第二種電気工事士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

坂井歩

坂井歩 (さかい あゆみ)

ひとたびハマると、どっぷり浸かってしまう根っからのオタク気質。恐竜、日本史、きのこ、首都、絵本、百人一首……子どもの成長にともない、その無駄な知識をひけらかしては喜ぶ毎日。

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西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。普段はおっとり型なのに、考えるより先に見切り発車で行動してしまい後から困ることも多々。犬と中学生との二人と一匹暮らし。

中川愛

中川愛 (なかがわあい)

1996年、インド生まれ。帰国後は男の子と外を駆け回る活発な幼少期を過ごす。小学4年から中学までをかつやま子どもの村小中学校で、高校はきのくに国際高等専修学校で充実した学校生活を送る。立命館大学を卒業後、母校のかつやま子どもの村小中学校で教員を務め、2022年プレマ株式会社に入社。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。

内田光香

内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

十二村英里

十二村英里 (じゅうにむらえり)

プレマルシェ・スタジオ中目黒でイベント運営や展示販売などを担当。2021年に待望の第一子を妊娠し、翌年に無事出産。新米ママとして育児と仕事に奮闘する日々。

鈴木 啓子

鈴木 啓子 (すずき けいこ)

現代の忙しい女性たちに、米ぬかと大豆の自社製品を使った簡単で美味しいレシピや食材をまるごと食べる一物全体の大切さをイベントや講座で伝えています。

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松本春菜 (まつもとはるな)

ジェンダーフリーの長男と、ラガーマンの次男を育てる2児のシングルマザー。子どもたちも大きくなり、子育てに余裕が出てきたのでいろいろなことに興味津々。

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堂尻友子 (どうじり ゆうこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

城島淳子

城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

峰村東子

峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。