プレマシャンティ開発チーム横山です。
夏になると、大量の汗に肌がボロボロになります。
5月下旬から10月初旬にかけては、「下着なんて、とんでもない!拷問!!」と叫びたくなります。
湿疹?麻疹??とひっかき傷。その他 もろもろ。
背中、わきの下、首、腰、ひざ・ひじの内側、アンダーバストと、むず痒く痛い場所も広範囲で、イライラも収まらなければ、気持ちも暗くなります。
この数年、”PRISTINE(プリスティン)のブラキャミ”一択に落ち着いていましたが、
今年になって”かゆい”問題が再発しました。
どこがって、内側のゴムの部分。
胸周り、ぐるりと一周ゴムが入っています。
”下からホールドする”目的らしいのですけど、これが痒い。
薄手で脇に縫い目も無いし、使い勝手も非常に良いので、「痒い」と感じた時にはショックでした。
おろしたて、新品は比較的問題がないです。
ですが年数を重ねると、もうダメ。
下着は毎年買い替えて、と云われても、PRISTINE・・・高いです。
毎年 2~3枚新調するとなると・・・気持ちは”複数年使いたい”に傾きます。
ゴムが肌に当たるわけでなし、何が痒さの原因かがわからないので納得できず、かといって痒い我慢はしたくなく、とうとう「FREE THE NIPPLE」?
ぐるぐると考えていた2020年夏、Natural Styleのディレクター 中根女史と話し込んでしまいました。
中根女史曰く、「ブラキャミは、ホールドするようにつくってあるので・・・PRISTINEさんのは、アンダーを締めて支える構造なんでしょうねえ。Natural Styleのブラキャミは締めないので、物足りないかも」。
ホールド?支える?
いや、締め付け感が嫌でブラキャミにしたんですけど・・・。
改めて調べると、”ブラキャミは、ブラの目的を持ったキャミソール”なんですよね。
その名前のとおり。
ブラの締め付けが痒くなるからとブラキャミを選んだ私、短絡以外の何物でもなかった様子で・・・締める度合いが違うだけで、「締める」には変わりない。
え~!
痒い原因追及はどこかに飛んで、代わりにはじまった「なんだよー!!(不満)」
締める=肌に密着=痒いは、ブラでもブラキャミでも同じじゃん!!と、脳内をぐるぐる、ぐるぐる・・・
「Natural Styleのブラキャミは、ふたつ型があって、・・・」
「PRISTINEさんのを着ておられるなら、少しホールドがあったほうがよいかもしれませんし、弊社のものだとブラキャミパディでしょうか・・・」
これがブラキャミパディ。
ぐるり一周のゴムとアテの代わりに、前身ごろだけが二重です。
アンダーバストが締め付けられないので、ぴったり感は少ないです。
そのかわりなのか、脇下から背中にかけて、肩ひもが縫い付けてある横のラインは、身体にぴったりと添います。
長めの肩ひもは自分で縫い付けて調整。
PRISTINEに比べ幅が広い(太い)ですが、肌当たりは柔らかいです。
ブラだけで6型、ブラキャミで2型。
Natural Styleには、どうしてこんなに型があるんだ?どうやって選ぶのよ?と前々から気になっていたので、これ幸いと質問すると・・・
「体型は、皆さん違いますから。
S~LLのサイズだけでは収まらない身体の”違い”を包む快適さを実現したいと生地の種類と、カタチを工夫していたら、今のところ落ち着いているのがこのバリエーションです。」
アンダー、トップのサイズ以外に、背中や脇、胸のうえなどの柔らかさや厚さ、骨格、着用感の好みによって、カタチのお勧めが変わるので、「平置きではかったサイズを聞いても・・・」と思うこともしばしばなのだそうです。
実際、S~LLの規格は同じでも、生地の性質とデザインによって、伸びる場所もホールドする場所も、全然違うんですよね・・・。
中根女史にお勧めされた2型のアイテムをつけて、「全然違う!」と私自身が心底驚きましたから、これは実感です。
ショーツも、また然り。
生地によって、カタチによって、フィット感もホールドする場所も、もう全然違います。そのうえ、一日の快適さが違うとあれば・・・「違和感を飲み込んで、オーガニックだった私の時間を返して!」と叫びたくなりました。
S~LLの4サイズしかないから。
多少、身体に合わなくても仕方がない。
昨日までの私が、そうでした。
多少の違和感を飲み込んで、「肌が荒れにくい」だけで我慢していたけれど、「アンダー=身体を整えるお手伝い」を忘れては面白くありません。
ナチュラルでも、美しく。
家で過ごす時間が増えても、おうちスタイルのまま外に出かけられるくらいの快適さが、アンダーでも叶うんだ~!と気持ちがウキウキします。
何はともあれ、選び方です。
S~LLの4サイズ展開、実はとても、とても奥が深いです。
ご興味のある方、中根女史をお招きしてフィッティングをお願いするので、ぜひぜひご参加ください。
かくいう私も、中根女史のお話を聞いて、フィッティングをして頂いて、選び方の目もオーガニックコットンアンダーに対する態度も変わったひとりです。
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オーガニックコットンとの関わりの長さは、 PRISTINEとほぼ同じ。
PRISTINEが製造者を開拓しながら委託しているのに対して、Natural Styleは製造者の連合体、つまりニットや布帛の製造者が集まって「Natural Style」という会社をつくりあげています。
レース生地や華やかなデザイン、白コットンの色合いがPRISTINEの持ち味であるなら、彩土染め(ハニゾメ)と呼ばれる土を使った2色の染めに茶・白コットンの4色の色合いと、手頃な価格なのに、堅実で使い倒せるモノづくりがNatural Styleの持ち味でしょうか。
はじまりのタイミングが同じころのこの2社、どちらにも伸びて欲しいなあと考えています。