一昨日の入社式。
社員代表として、岸江からのお祝いの言葉。
マクロビオティックに造詣の深い、岸江の話は
いつも「ああ、そうか」と腑に落ちることばかり。
ということで、ちょっと長くなりますがご紹介いたしますね。
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学生のときにマクロビオティックに出会い、
それを仕事にしたいと思って
前職の会社に就職しました。
マクロビオティックの創始者である、
桜沢如一という人は食べものをもって、
世界を平和にしよう、という考えた。
食べものには、すごい力があって
空が青いのも、ポストが赤いのも
戦争が起きるのも全部たべもののせいだ、みたいな話が
最初にあった訳です。
最初はピンとこなかったんですね。
例えば、自分に腹痛があるときに
空が青くても、花がきれいに咲いていても
美しく感じられない。
自分の体がきちんとできておれば
きれいなものをきれいと感じられる。
自分が普段摂ったもので体ができていて
体のみならず気持ちも感情も思想も
すべて、そこに入ってくる。
よくよく勉強していく内に、そうした気付きがあった。
桜沢は最初にプランス、パリを拠点にしました。
『無双原理』という本を書くのですが
初版はフランス語で書かれている。
フランスの人に認められたものを日本に逆輸入した。
今回中川社長は、ジェラートでイタリアに認められた。
先に海外で認められ、日本に広めるという道筋が
桜沢を想起します。
桜沢はいろんな言葉を発信していて
今では、普通に使われる「スマート」とか「マスト」のような
流行語をつくっている。
今「マスト」なんて普通に使われますね。
その中で私が好きな、キーワードがあります。
「ハンマリング」という言葉です。
「ハンマリング」イメージできますか?
ハンマーで叩く、出る杭は打たれるとも云いますね。
人間が成長しようと思うと、軋轢が必要なんです。
自分にとって居心地の良い場所、家族とか、仲よしこよしで
かわいがってくれる人たちの中にばかりいても成長しない。
敵をつくり、非難を受け、叩かれて、その中で成長する。
若い内は、こんな大きな問題自分の手には負えないと
考えてしまいがちです。
この世の中はよくできていて
解決できない問題は降りかかってこないという
絶対法則がある。
「ハンマリング」という言葉の通り
自分はこれで鍛えられるんだと考えて
打ち勝って成長して欲しいなと思います。
日本語でも「命」という漢字があります。
人は一回叩かれると書きます。
若いので、エネルギーと時間はたっぷりある。
存分に使って、チャレンジしてください。
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