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裏話編

いまさらながらに、塩のお話 #3

投稿日: 2021年5月21日 更新日:

プレマシャンティ開発チーム 横山です。

普段購入されている「塩」の一括表示を、じっくりと読まれたことはあるでしょうか?
名称「食塩」。
ここにもまた「食塩」が登場します。

一般販売用に包装された食用塩には、食品表示法で定められている一括表示の表記 および 栄養成分の表示が義務付けられています。一括表示欄に記載する項目は、名称、原材料名(添加物含む)、原材料原産地名(※)、内容量、保存方法、製造者、販売者(食用塩には、未開封賞味期限の記載義務はありません)。

名称とは、一般的につうじる呼び名のことで、「これが何か?」を的確に表現し、広く多くのひとが判別できる名称が使われます。

包装された食用塩の場合、加工食品の表示ルールを定めている「食品表示法」以前に、食用塩業界の自主規制である「食用塩の表示に関する公正競争規約および施行規則」によって、この名称が「塩」か「食塩」と定められています。

塩の種類

つまり岩塩であろうと、天日塩であろうと、精製塩であろうと、名称上は常に「塩」か「食塩」です。

つまり・・・加工食品の一括表示法に記載される食用塩の名称は、既に袋詰めされた食用塩に記載される名称の「塩」あるいは「食塩」で定義された一般名称が同列で使用されているとも受けとれます。

加工食品の一括表示は、一括表示法という法で厳しくルールが定められています。
そのため食用塩をつかってつくる食品は、原則、原材料の項目には「食塩」としか記載できません。

私たちは、歴史的な背景を受けて変わらざるを得なかったもの、効率化を追求するがために変わっていったものたちに対して、「昔ながら」の作り方を掘り起こし、あるいは台所にあるような素材を使ってつくられる食品や食用塩をご紹介しています。

そして直接お取引のある多くの作り手は、何かしらの問題意識をもちながら、常に食と向き合っています。

また弊社とお取引のある「ムソー」や「オーサワ」といった先駆者たちは、彼らの課題や問題意識をもって食と向き合い、作り手たちと向き合ってきました。

ですから弊社でご紹介する味噌や醤油をはじめとする「食塩」を多く必要とする加工食品には、塩化ナトリウム純度99.0%以上のイオン交換膜法でつくられる精製塩は使われていません。

だからといって、原料塩水の濃縮にイオン膜や逆浸透膜を使う塩や、メキシコやオーストラリア産の天日塩、国外産の天日塩や岩塩を海水に溶かして再結晶させる塩をつかってつくられる味噌や醤油を避けているわけでもありません。

加工食品においては、他につかわれる素材(原材料)や作り方とのバランスが大切です。最終的には、手に取りやすい価格や柔軟さ、使いやすさにも繋がる原材料選びは、作り手の腕の見せ所でもあるのではないでしょうか。

とはいえ、単純にお家で使う「食用塩」を選ぶのであれば、また話はかわりますが・・・。

以下、余談です。
ではどうやって塩の種類を見分けるのか?と気になります。
岩塩なのか、海水なのか、湖塩なのか、天日塩を溶解して再結晶した塩なのかは、原材料名の記載で判別できます。

さらにどうやってつくられた塩かも、工程の項目を見ればわかります。塩の製造に使用される6つの原材料の名称や、岩塩や海塩など7つの特定用語、工程に使われる16の用語もまた、「食用塩の表示に関する公正競争規約および施行規則」のもとで定義され、定義にあう場合のみ使用が許されています。

例えば・・・海水を天日で濃縮し、平釜で煮詰めて結晶にした場合はこのようになります。

名称:食塩、原材料名:海水、内容量:○○○g、製造者:▲▲株式会社 ・・・・
製造方法
原材料名:海水(○○県)、工程:天日、平釜

ただ「食用塩の表示に関する公正競争規約および施行規則」は、自主的に設定された塩業界の独自ルールであり、規約に参加している企業(事業者)つまり食用塩公正取引協議会の会員企業(事業者)にのみ適用されます。

ですから食用塩を販売していても食用塩公正取引協議会の会員でなければ、この規約の効力外となり、表示が異なる場合もあることを留意ください。

ちなみに食用塩公正取引協議会の会員数は、2021年4月28日付けで162社(団体)。

さらに余談になりますが、プレマシャンティの「低温製法 海水塩」の作り手は会員ではなく、作り方も規約に定められた工程に当てはまりません。非直火式低温製法は、実は世界でも珍しい特殊な方法です。

一括表示の表記が、他の多くの食用塩と異なるのは、こういった理由によるものです。

参考:
食用塩公正取引協議会ホームページ(http://www.salt-fair.jp/
消費者庁ホームページ/公正競争規約(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/fair_competition_code/

この記事を書いた人

プレマシャンティ開発担当。料理人
横山奈保 (よこやま なほ)

日本生まれ、海外育ち。
肉体の極限を追い求める競技者として育ち、肉体と食、食と精神、精神と肉体の関係を知る。現プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

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執筆者紹介

中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士。健康不動産株式会社 代表取締役。電磁波環境測定士協会理事。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

花井良平

花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

横山奈保

横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

岸江治次

岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

久野真希子

久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。

山口勝弘

山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

寺嶋康浩

寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

電磁波環境測定士協会理事長。電磁波対策だけしかしない第二種電気工事士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

山崎美穂

山崎美穂 (やまさき みほ)

「仕事と家庭を両立しながら頑張っています!」プレマ株式会社プロモーションセクション プロモーター

上ヶ谷友理

上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

城島淳子

城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

西村初美

西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。普段はおっとり型なのに、考えるより先に見切り発車で行動してしまい後から困ることも多々。犬と小学生との二人と一匹暮らし。

内田光香

内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

峰村東子

峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。

堂尻友子

堂尻友子 (どうじり ゆうこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。

松本春菜

松本春菜 (まつもとはるな)

ジェンダーフリーの長男と、ラガーマンの次男を育てる2児のシングルマザー。子どもたちも大きくなり、子育てに余裕が出てきたのでいろいろなことに興味津々。