人工骨頭は手術の翌日から歩けると言われたのですが、傷口が痛くて歩くどころではありませんでした。
7月20日に入院して翌21日に手術し、痛み止めを飲みながら歩く練習を始めたのは結局24日から。
一回目の骨をくっつける骨接合術と違い、人工骨頭は初めから全体重をかけられるのでリハビリは楽です。
ただし、人工骨頭は脱臼しやすいらしく、とってはいけない姿勢がいくつもあって、慣れるまでは神経を使います。
生まれてこの方、一度も脱臼したことはありませんが、一回目の入院中、隣の若い男性が3日間で2回も脱臼してとても痛そうだったので、「脱臼予防のしおり」を見て注意を徹底しました。
手術後、熱が36℃台から38℃台を行ったり来たりして、38℃台が続いた時に看護師さんが心配するので柿渋を20ccぐらいグビっと飲んだら、翌朝には36℃台に下がり、看護師さんも一安心。
いつも期待どおりに働いてくれる柿渋は入院生活の必需品ですね(^^)/
術後2週間目の8月3日に抜糸。
25針を抜きました。
抜く時の痛みはミツバチに刺されたぐらいの痛さです(と言ってもミツバチに刺された経験のある方は少ないでしょうね 笑)。
車椅子生活は4日で卒業し、歩行器 → 両松葉杖 → 片松葉杖 → 一本杖と短期間で快復し、一本杖で支障なく歩けるようになった8月10日に退院。
一回目は88日も入院していたのに、二回目は22日目にして退院できました。
退院翌日の8月11日には母親の新盆の法要のため愛知の実家に帰省しましたが、歩くのはもちろん、行き帰りの新幹線で座るのも大丈夫でした。
人工骨頭という異物ではありますが、股関節にピッタリはまって全く違和感なく、現代医学のおかげで歩けることにただただ感謝です。