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マクロビオティックのプロから

陰陽ライフへようこそ! 療養中こそ考えた食生活を~人生初の入院と食~

投稿日: 2018年4月18日 更新日:

プレマシャンティ開発チーム 兼
陰陽ライフ株式会社 花井良平です。

2017年はじめに、JRの某駅で不注意により階段を踏み外して転び、
大腿骨頚部を骨折し、人生初の骨折、入院、手術、
寝たきりオムツ生活、車椅子リハビリ生活と、
この1年ほどの経験をブログでもお伝えしました。

人生初の経験で学びも少なくなかったので、
今回は番外編として、入院中の食生活と健康管理について
書いてみることにします。

2017年1月18日深夜に救急搬送された病院で
手術を受ける予定だったのが、
手術方針の食い違いから、2月8日に転院し、
翌9日に手術しました。

初めの病院では入院初日に昼食、夕食と
2食続けて肉料理だったので、まずは肉を断り、
翌日の朝食はパンと牛乳だったので、朝食は毎食抜いてもらい、
家から陰陽ライフの「玄米葛粥」と「小豆入り玄米葛粥」、
「梅肉エキス入り ねり梅」を持ってくることにしました。

「玄米葛粥シリーズ」は加熱しなくても封を開ければ
そのまま食べられるので、こんな時に重宝します。
「梅肉エキス入り ねり梅」は梅肉エキスと
練り梅の相乗効果が期待されます。

肉を断ると、今度は塩鮭の焼いたのが頻繁に出るようになり、
家では晩酌するので魚を食べますが、
病院では酒を飲まないので、魚も断ることにしました。

すると次は卵と海老が毎食出てくるようになったのですが、
あまり注文をつけすぎても、病院に嫌われるのではないかと、
そのままいただくことにしました。

昼食と夕食にも、ご飯に
「梅肉エキス入り ねり梅」をかければ、
何とか健康管理はできますが、そのうち友達から、
手づくりの胡麻塩や鉄火味噌、
ネギ味噌、フリカケ等をいただくようになり、
その時々の体調に合わせて使い分け、
健康を維持することができました。

ただ、初めての寝たきりオムツ生活で
一番苦労したのは排便です。

食生活以前の問題として、重力の助けを借りずに
押し出さなくてはいけないので、
それはそれは大変なのです。

普通は横行結腸から下降結腸に来れば、
あとは重力任せでスルーっと出るところが、
寝たきりなので、下降結腸に差し掛かったあたりから
息んで押し出さなくてはならず、
なかなか出口までたどりつきません。

腹圧だけで全部は押し出せず、出口近くで溜まって硬くなり、
ますます出にくくなるのです。

幼稚園以来、50数年ぶりに浣腸のお世話にもなりましたが、
食物繊維が少ないのか、なかなか改善されません。

家から持ってきてもらった“ゴボウのモロミ漬け”を
食べましたが追い付かず、今にしてみれば、
塩麹漬けを食べればよかったと反省しています。
(塩麹の浅漬けは、便をゆるめる働きがあると言われています)
↑個人差があります。

結局、転院して手術前に看護師さんに
指で掻き出していただいてから、
スムースに出るようになりました。

漬け物をゴボウのモロミ漬けから、
やや陰性な、カブや大根の三五八漬けにしたことも
出やすくなった一因かもしれません。

転院した際は、
初日に栄養士さんときちんとお話しし、
動物性食品一切と、朝食をお断りしました。

「一汁一菜や二菜ぐらいの和食が希望なので、
現代栄養学は無視していただきたい」

と申し上げましたが、さすがに無視はできないようで、
毎食、蛋白源として豆腐か厚揚げ、
高野豆腐がメインディッシュに出てきます。

でも、朝食を「玄米葛粥シリーズ」にしていることと
動物性を一切食べないことにより、
術後の健康管理はとても楽で、入院中は風邪ひとつ引きませんでした。

万一、具合が悪くなりかけても、「柿渋」という強い味方があります。

この間、風邪を引きそうな時が3回あり、
その都度、柿渋を10cc ぐらい一気飲みしました。
すると半日後にはスーっと治まってしまうのです。

飲む機会がないとしても、手元に常備しておくと安心です。
柿渋についてはをこちらをご覧ください

病気はともかく、事故や怪我は、いつ身に降りかかってくるかわかりません。

予期せぬ入院生活や、
寝たきり生活をせざるをえなくなった場合は、
今回の経験から、腸内環境を整える
「腸活」を優先した食生活をお勧めします。

排便対策と術後に投与される、
抗生物質による腸内細菌減少対策になります。

まずは栄養士さんに遠慮せずに希望を伝えましょう。
病院によっては、かなり細かく対応していただけるようです。

●入院食生活のまとめ●

・白米ご飯でも、一口50回から100回噛む

・「玄米葛粥シリーズ」等の持ち込みが許される場合は
一日の一食目に食べる

・ご飯や粥に「梅肉エキス入り ねり梅」や
胡麻塩、鉄火味噌等をかける

・味噌汁やお吸い物の塩分が薄かったら
鉄火味噌や濃縮出汁等で適宜補充する

・加熱殺菌しない手づくりの活きた漬け物を毎食多目に摂る
(塩麹漬け、三五八漬け、モロミ漬け、糠漬け等)

・そのほか、身体が要求している食べ物を随時摂って
バランスを取る(今回、柑橘類のお世話になりました)

・具合が悪くなりかけたら、夜中でもすかさず柿渋を飲む

以上を実践すれば、健康増進にはならなくても、
健康維持はできますので、お試しください。

最後にもう一つ、セカンドオピニオンを
お願いできるような相談しやすい医師と、
普段から繋がっておくことをお勧めします。

今回も、たまたま高校の同級生の整形外科医が
セカンドオピニオンを買って出てくれて、
いろいろと相談に乗ってもらえたので、
転院して納得のいく手術を受けられました。

以上、こんなことはないに越したことはありませんが、
万一の時にお役立ていただければ幸いです。

あ、「孫の手」は必需品です(笑)

「玄米葛粥シリーズ」「梅肉エキス入り ねり梅」
「玄米三五八漬けの素」「古伝のむ澁「玉の澁」」

この記事を書いた人

陰陽ライフ代表取締役
花井良平 (はないりょうへい)

愛知県豊橋市生まれ。
学生時代からマクロビオティックを始め、
オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。
その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役。

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梅干(ねり梅)と梅肉エキスの相乗効果

ねり梅に梅肉エキスを5%配合しているので、
ほど良い酸味で食べやすい。
携行に便利なチューブ入りなので、
外食や外泊のお供にも。

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執筆者紹介

中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士、電気工事士(2種)、健康不動産株式会社 代表取締役、電磁波環境測定対策士組合長。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

久野真希子

久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。

岸江治次

岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

横山奈保

横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

花井良平

花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

山口勝弘

山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

山崎美穂

山崎美穂 (やまさき みほ)

「仕事と家庭を両立しながら頑張っています!」プレマ株式会社プロモーションセクション プロモーター

上ヶ谷友理

上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

寺嶋康浩

寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

電磁波環境測定士協会理事長。電磁波対策だけしかしない第二種電気工事士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

坂井歩

坂井歩 (さかい あゆみ)

ひとたびハマると、どっぷり浸かってしまう根っからのオタク気質。恐竜、日本史、きのこ、首都、絵本、百人一首……子どもの成長にともない、その無駄な知識をひけらかしては喜ぶ毎日。

西村初美

西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。普段はおっとり型なのに、考えるより先に見切り発車で行動してしまい後から困ることも多々。犬と中学生との二人と一匹暮らし。

中川愛

中川愛 (なかがわあい)

1996年、インド生まれ。帰国後は男の子と外を駆け回る活発な幼少期を過ごす。小学4年から中学までをかつやま子どもの村小中学校で、高校はきのくに国際高等専修学校で充実した学校生活を送る。立命館大学を卒業後、母校のかつやま子どもの村小中学校で教員を務め、2022年プレマ株式会社に入社。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。

内田光香

内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

十二村英里

十二村英里 (じゅうにむらえり)

プレマルシェ・スタジオ中目黒でイベント運営や展示販売などを担当。2021年に待望の第一子を妊娠し、翌年に無事出産。新米ママとして育児と仕事に奮闘する日々。

鈴木 啓子

鈴木 啓子 (すずき けいこ)

現代の忙しい女性たちに、米ぬかと大豆の自社製品を使った簡単で美味しいレシピや食材をまるごと食べる一物全体の大切さをイベントや講座で伝えています。

松本春菜

松本春菜 (まつもとはるな)

ジェンダーフリーの長男と、ラガーマンの次男を育てる2児のシングルマザー。子どもたちも大きくなり、子育てに余裕が出てきたのでいろいろなことに興味津々。

堂尻友子

堂尻友子 (どうじり ゆうこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

城島淳子

城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

峰村東子

峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。