プレマシャンティ開発チーム 兼
陰陽ライフ株式会社 花井良平です。
2017年はじめに、JRの某駅で不注意により階段を踏み外して転び、
大腿骨頚部を骨折し、人生初の骨折、入院、手術、
寝たきりオムツ生活、車椅子リハビリ生活と、
この1年ほどの経験をブログでもお伝えしました。
人生初の経験で学びも少なくなかったので、
今回は番外編として、入院中の食生活と健康管理について
書いてみることにします。
2017年1月18日深夜に救急搬送された病院で
手術を受ける予定だったのが、
手術方針の食い違いから、2月8日に転院し、
翌9日に手術しました。
初めの病院では入院初日に昼食、夕食と
2食続けて肉料理だったので、まずは肉を断り、
翌日の朝食はパンと牛乳だったので、朝食は毎食抜いてもらい、
家から陰陽ライフの「玄米葛粥」と「小豆入り玄米葛粥」、
「梅肉エキス入り ねり梅」を持ってくることにしました。
「玄米葛粥シリーズ」は加熱しなくても封を開ければ
そのまま食べられるので、こんな時に重宝します。
「梅肉エキス入り ねり梅」は梅肉エキスと
練り梅の相乗効果が期待されます。
肉を断ると、今度は塩鮭の焼いたのが頻繁に出るようになり、
家では晩酌するので魚を食べますが、
病院では酒を飲まないので、魚も断ることにしました。
すると次は卵と海老が毎食出てくるようになったのですが、
あまり注文をつけすぎても、病院に嫌われるのではないかと、
そのままいただくことにしました。
昼食と夕食にも、ご飯に
「梅肉エキス入り ねり梅」をかければ、
何とか健康管理はできますが、そのうち友達から、
手づくりの胡麻塩や鉄火味噌、
ネギ味噌、フリカケ等をいただくようになり、
その時々の体調に合わせて使い分け、
健康を維持することができました。
ただ、初めての寝たきりオムツ生活で
一番苦労したのは排便です。
食生活以前の問題として、重力の助けを借りずに
押し出さなくてはいけないので、
それはそれは大変なのです。
普通は横行結腸から下降結腸に来れば、
あとは重力任せでスルーっと出るところが、
寝たきりなので、下降結腸に差し掛かったあたりから
息んで押し出さなくてはならず、
なかなか出口までたどりつきません。
腹圧だけで全部は押し出せず、出口近くで溜まって硬くなり、
ますます出にくくなるのです。
幼稚園以来、50数年ぶりに浣腸のお世話にもなりましたが、
食物繊維が少ないのか、なかなか改善されません。
家から持ってきてもらった“ゴボウのモロミ漬け”を
食べましたが追い付かず、今にしてみれば、
塩麹漬けを食べればよかったと反省しています。
(塩麹の浅漬けは、便をゆるめる働きがあると言われています)
↑個人差があります。
結局、転院して手術前に看護師さんに
指で掻き出していただいてから、
スムースに出るようになりました。
漬け物をゴボウのモロミ漬けから、
やや陰性な、カブや大根の三五八漬けにしたことも
出やすくなった一因かもしれません。
転院した際は、
初日に栄養士さんときちんとお話しし、
動物性食品一切と、朝食をお断りしました。
「一汁一菜や二菜ぐらいの和食が希望なので、
現代栄養学は無視していただきたい」
と申し上げましたが、さすがに無視はできないようで、
毎食、蛋白源として豆腐か厚揚げ、
高野豆腐がメインディッシュに出てきます。
でも、朝食を「玄米葛粥シリーズ」にしていることと
動物性を一切食べないことにより、
術後の健康管理はとても楽で、入院中は風邪ひとつ引きませんでした。
万一、具合が悪くなりかけても、「柿渋」という強い味方があります。
この間、風邪を引きそうな時が3回あり、
その都度、柿渋を10cc ぐらい一気飲みしました。
すると半日後にはスーっと治まってしまうのです。
飲む機会がないとしても、手元に常備しておくと安心です。
柿渋についてはをこちらをご覧ください。
病気はともかく、事故や怪我は、いつ身に降りかかってくるかわかりません。
予期せぬ入院生活や、
寝たきり生活をせざるをえなくなった場合は、
今回の経験から、腸内環境を整える
「腸活」を優先した食生活をお勧めします。
排便対策と術後に投与される、
抗生物質による腸内細菌減少対策になります。
まずは栄養士さんに遠慮せずに希望を伝えましょう。
病院によっては、かなり細かく対応していただけるようです。
●入院食生活のまとめ●
・白米ご飯でも、一口50回から100回噛む
・「玄米葛粥シリーズ」等の持ち込みが許される場合は
一日の一食目に食べる
・ご飯や粥に「梅肉エキス入り ねり梅」や
胡麻塩、鉄火味噌等をかける
・味噌汁やお吸い物の塩分が薄かったら
鉄火味噌や濃縮出汁等で適宜補充する
・加熱殺菌しない手づくりの活きた漬け物を毎食多目に摂る
(塩麹漬け、三五八漬け、モロミ漬け、糠漬け等)
・そのほか、身体が要求している食べ物を随時摂って
バランスを取る(今回、柑橘類のお世話になりました)
・具合が悪くなりかけたら、夜中でもすかさず柿渋を飲む
以上を実践すれば、健康増進にはならなくても、
健康維持はできますので、お試しください。
最後にもう一つ、セカンドオピニオンを
お願いできるような相談しやすい医師と、
普段から繋がっておくことをお勧めします。
今回も、たまたま高校の同級生の整形外科医が
セカンドオピニオンを買って出てくれて、
いろいろと相談に乗ってもらえたので、
転院して納得のいく手術を受けられました。
以上、こんなことはないに越したことはありませんが、
万一の時にお役立ていただければ幸いです。
あ、「孫の手」は必需品です(笑)