便意はあっても肛門が痛くていきめない辛さ。
入院して一週間ぐらい経った頃、30年以上前の子育て中に使っていたオレンジ色の
オマルに山のようにウンコが出てスッキリした~っていう夢を見ました。
かなり重症です。
寝ても覚めてもウンコのことばかり。
早く手術して、車椅子に乗れるようになって、トイレに行って、重力に逆らわずにウンコがしたい!
こんなことが切実な願望になってしまいました。
入院して10日目に家から手づくりの漬け物を持ってきて食べるようになったら、
肛門の痛みは変わらずありますが、腸内環境が少しよくなったのか、ドッサリ出るようになりました。
ナースコールすると、すぐに来てくれることもあれば、時間帯によっては10分ぐらいかかることもあり、
大量のウンコで股間が圧迫されて骨折部位が痛くなるので、
この待ち時間もウンコ絡みの悩みの種になりました。
食事は肉や魚は出ない代わりに、卵、海老、蒲鉾、豆腐等、現代栄養学に基づいた蛋白質系が毎食必ず出てきます。
塩分の摂取量が決まっているせいか、味噌汁の回数が少なく、薄味のお吸い物が多くて閉口しました。
幸い骨折だけで食事制限がないので、陰陽ライフの「梅肉エキス入り ねり梅」や鉄火味噌、
手づくりのネギ味噌等を持ち込み、身体が欲しがるだけ塩分補給して何とか元気を維持しました。
手術の輸血用に自己血を一週間おきに400㏄×2回貯血するため、手術は2月3日の予定になり、
それまで半月間、信じられないことですが、アイシングも何もなしで折れたまま寝たきり生活を送りました。
その間、高校の同級生の整形外科医がセカンドオピニオンを買って出てくれ、女房がいろいろなところから情報を搔き集めてきて、
人工股関節ではなく骨をくっつける骨接合術にしたほうがいいとのことになり、
主治医に相談しても相手にされないので、転院することを決めました。
でも、どこの病院が受け入れてくれるのか?
骨接合術をしてくれる病院を探すために女房が考えついた裏技がスゴイ!
何と、消防署に電話して救急隊員に病院を紹介してもらうという奇策でした。
確かに救急隊員だったら、どこの病院でどんな手術ができるか知っているはずですね。
おかげで転院先が決まりました。