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愛される理由があります 料理人がみる世界

未知との遭遇・・・イランの乾燥果実

投稿日: 2020年1月7日 更新日:

横山@チームプレマシャンティです。

12月にご紹介を始めた、イランからやってきた天日乾燥の果実たち。

キウイフルーツやレーズンなどは別として、
日本で暮らすひとたちの身近になかったフルーツが
素知らぬ顔で鎮座しています。

例えば、ホワイトマルベリー。
例えば、バーベリー。

なじみがないのは、名前もですが・・・
香りや見た目、味もなじみがないようで、
ホワイトマルベリーは残念ですが、お客様のお口にあわず
早速、「出戻り」さんが出てきました。

マルベリーの形は・・・ちょっとグロテスクです。
敢えて「甘い・辛い・酸い・苦い・塩辛い」の五味に振り分けるなら、
「甘い」でしょうが、未知との遭遇は、形だけではない様子。

甘さは、モラセスとか、黒砂糖のような
酸味と濃厚な甘さが混在した大地の味。
奥の方に残る土臭さが、サトウキビの雑味とは、
全く違う甘さだと認知させます。

似たような味を口にしたような気がするのですが、
どこだったか思い出せない私にとっては、
居心地の悪い思いをする味です。

養蚕が盛んだった日本には、桑がたくさん生えているのに、
白桑の実と日本の桑の実は、味が全く違います。

日本の桑の実は、赤から徐々に完熟すると、
とどめ色と云われる赤紫から青紫、黒紫色に変わります。
赤い実は酸味が強く、熟すにつれ甘味が濃くなります。
黒紫の実は、ほんのり甘く、熟していても時折すごくすっぱいのがあって、
ジャムやジュースにしたほうが、美味しく頂けるようです。
黒紫のマルベリーのドライフルーツは、生で食べたときとにた味で、
すっぱさと渋さのなかに、ほんのりとした甘さを感じます。

これに対して、白い実をつける桑。
白い実をつける桑の木も、原産地の中国では葉を養蚕に、
根皮や葉は伝統的に、薬として活用してきました。
白桑は成長が早く、環境に適応しやすいこともあってか、
インドシナ半島、トルコやアメリカ合衆国、オーストラリア、イランなど、
世界各地に分布しています。

完熟前は酸味が強い赤色系の桑の実に対して、
白桑の実は未熟でもほんのり甘いと云います。
熟すと甘さが勝ちます。

甘さと苦さ、酸味が複雑に絡み合う、
よく聞く表現を借用するなら「自然の味わい」。

ミネラル豊富そうな味?
もしくは、身体に良さそうな味という云い方も。
ヨーロッパによくあるスペインカンゾウを使ったリコリス菓子みたいな
食べ慣れてくると癖になる系の味かもしれません。

酸味の強いバーベリーは、アルコールが好きな方や
生活リズムが乱れがちな方の強い味方です。

ホワイトマルベリーは、もっと女性よりでしょうか・・・。
後は普段から画面を見たり、文字を追いかけたり、
目をたくさん使う人に。
カカオ分が高く、ミルクの入らないダークチョコレートと
相性が最高に良いのも女性向きかも。
幸せ~~になれるダークチョコに、ホワイトマルベリーで、
女子力アップ!のお手伝いができるかもしれません。

一時期猛威を振るったスーパーフードブームでは
想像を超えて個性的な味のものがたくさんあったので、
ホワイトマルベリーもいけるかな~と思いましたが、
「未知との遭遇」のレベルが高かったのかもしれません。

少なくとも、クコ(ゴジベリー)よりは「普通!」だと思ったのだけど、
私の味覚だけだったのかしら・・・と首をかしげています。

ホワイトマルベリーも、バーベリーも、「食品」だけれど、
一度に沢山食べられるものではありません。
甘いものがないと口が寂しくなる方には、
少量で満足できるこの子たちはおすすめです。

この記事を書いた人

プレマシャンティ開発担当。料理人
横山奈保 (よこやま なほ)

日本生まれ、海外育ち。
肉体の極限を追い求める競技者として育ち、肉体と食、食と精神、精神と肉体の関係を知る。現プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

自然食品 通販 おすすめ アイテム

白桑の実を乾燥 イラン産ドライマルベリー

イランの契約農場で化学合成された農業資材を使わず栽培しています。
樹上で完熟させたあと、天日乾燥した果実そのものの味わいです。

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未知との遭遇・・・イランの乾燥果実

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執筆者紹介

中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士、電気工事士(2種)、健康不動産株式会社 代表取締役、電磁波環境測定対策士組合長。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

久野真希子

久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。

岸江治次

岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

横山奈保

横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

花井良平

花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

山口勝弘

山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

山崎美穂

山崎美穂 (やまさき みほ)

「仕事と家庭を両立しながら頑張っています!」プレマ株式会社プロモーションセクション プロモーター

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上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

寺嶋康浩

寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

電磁波環境測定士協会理事長。電磁波対策だけしかしない第二種電気工事士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

坂井歩

坂井歩 (さかい あゆみ)

ひとたびハマると、どっぷり浸かってしまう根っからのオタク気質。恐竜、日本史、きのこ、首都、絵本、百人一首……子どもの成長にともない、その無駄な知識をひけらかしては喜ぶ毎日。

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西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。普段はおっとり型なのに、考えるより先に見切り発車で行動してしまい後から困ることも多々。犬と中学生との二人と一匹暮らし。

中川愛

中川愛 (なかがわあい)

1996年、インド生まれ。帰国後は男の子と外を駆け回る活発な幼少期を過ごす。小学4年から中学までをかつやま子どもの村小中学校で、高校はきのくに国際高等専修学校で充実した学校生活を送る。立命館大学を卒業後、母校のかつやま子どもの村小中学校で教員を務め、2022年プレマ株式会社に入社。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。

内田光香

内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

十二村英里

十二村英里 (じゅうにむらえり)

プレマルシェ・スタジオ中目黒でイベント運営や展示販売などを担当。2021年に待望の第一子を妊娠し、翌年に無事出産。新米ママとして育児と仕事に奮闘する日々。

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鈴木 啓子 (すずき けいこ)

現代の忙しい女性たちに、米ぬかと大豆の自社製品を使った簡単で美味しいレシピや食材をまるごと食べる一物全体の大切さをイベントや講座で伝えています。

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松本春菜 (まつもとはるな)

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堂尻友子 (どうじり ゆうこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

城島淳子

城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

峰村東子

峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。