茶そばやゆずそばなどの季節を知らせる商品や、生野菜と一緒にサラダにしたり、炒めて焼き「そば」にしたりと、新しい食べ方が増えてきたそば。
美味しいだけでなく、実は秘めた力があると聞き、その秘密を教えて頂きました。
そばは優れた栄養食品といわれています。
歴史も古く、奈良時代にはお粥として、江戸時代には麺として食されていました。
平安時代に記された日本最古の医学書には「そばは五臓の汚れたカスを洗い流して精と神をつなぐ」と記録が残されており、昔から健康食として日本人の間で愛されてきたことが分かります。
現代でもそれは変わらず、そばの栄養素には、疲労回復、ダイエット、病気の予防など多くの効果があるとして注目されています。
そばの代表的な栄養素として、ルチン、コリン、食物繊維、ビタミンB1、B2などがあります。
❖ルチン
ポリフェノールの一種。毛細血管の強化や血圧降下、血流改善、すい臓の活性化、
また生活習慣病の予防にも優れた効果が期待されています。
さらに、ビタミンCの吸収を促す働きもあり、
一緒に摂取することで体内でのコラーゲンの合成を助け、シミやシワ、
たるみを防ぎ、老化予防にもなるといわれています。
❖コリン
アルコール飲酒時に、肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ働きがあります。
締めのラーメンより締めのそばがおすすめ!
❖食物繊維
便秘予防・解消に効果があります。うどん、ラーメンに比べ約2倍の量が含まれています。
❖ビタミンB1、B2
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのに必要な存在です。体力の低下、
イライラ、食欲不振などの解消に効果あり。
ビタミンB2はタンパク質、脂質などの栄養素の代謝を助け、成長、発育を促します。
疲れた日にはそば料理でリフレッシュしてみては?
なまそば 干しそば どちらがお好み?
なまそばと干しそばの大きな違いは、食感です。
なまそばはソフトな口当たりでコシがあります。
干しそばは固い口当たりでコシがあります。
干しそばはパスタに近い食感です。
そばを炒めたり、あえたりする場合は干しそばの方がおすすめ。
麺が固いので調理しやすいです。