何がって、バーベリーです。
黒っぽいドライレーズンのような色合いから、
クランベリーにも似た赤味がかった色合いに変わりました。
これから後、ペルシャからやってくるバーベリーは、
この明るい色合い に変わります。
長くご愛用くださっている方には、
「なにこれー!別物やーん!!」的な
色合いの変更かもしれません。
私がそうだった。笑
あ、私こと、
プレマシャンティ 開発チーム 横山です。
味も違うんじゃないか??と半信半疑になりましたが、
バーベリーは、やっぱりバーベリー。
爽やかなレモン系の酸味と、あとから追いかけてくる
腰の据わった甘さは変わりません。
糖類や果汁なども加えることなく、
自然のままの甘味で後味もすっきりです。
色合いがかわったからといって、
レーズンがいきなりクランベリー味になったりは
していませんのでご安心ください。
色合いがかわった背景を少し。
近年ペルシャで栽培されているバーベリーは、
「クランベリー色」が増えてきているのだそうです。
伝統的に食されてきた黒い色のバーベリーが、
明るい色合いにかわってきている理由のひとつが、
見栄えの良さ。
そう、「映え」というやつです。
お菓子に入れても、ヨーグルトに混ぜても、
お料理に加えた時ですら、色見は「明るい方」が
写真映えもするし、見栄えも良い。
見栄えの良さは、食欲を刺激しますし、
大多数の「お客様」のニーズにも添って、
販売も伸びるという・・・。
まあ、なんと世知辛い。
経済的な理由をガツンと反映して、
栽培されるバーベリーが明るい色合いが主になり、
昔からある黒いバーベリーが淘汰されつつあります。
とはいえバーベリーは変わらず、
ユナニの伝統的な食事法には欠かせない食材です。
そのままでは食べられたものでないクランベリーと違い、
熟したバーベリーを収穫して乾燥させると、
酸味の中に十分な甘さもあり、サラダや煮物など
お料理のアクセントにも欠かせません。
イランでは変わらずバーベリーは栽培され、
栽培法も乾燥の仕方も、加工の仕方も変わりませんが、
色合いだけは変化した「新生バーベリー」を
2025年5月からお届けします。