新年あけましておめでとうございます。
昨年までは某自然食宅配業者の和風お節を買っていましたが、今年は都内の某自然食レストランのお節を注文してみました。
内容を確認せずに頼んでしまったのですが、若い料理人が作っているせいか、肉も使った今風の洋風なお節で、お屠蘇や日本酒よりもワインに合いそうな料理でした。
子供や孫達とは外で会うので、お節は夫婦二人用の小さいサイズを注文しましたが、2日の朝には食べ終わってしまい、ちょっと寂しかったです。
もっともこのお節、作り置きした冷凍品ではなく、作りたてを冷蔵便で12月31日に届ける“生おせち”のため、賞味期限が1月1日なのでした。
昨年までの某宅配業者のお節は、ひとつひとつが個包装になって加熱殺菌されたものなので、大晦日に重箱に詰め直さなくてはならなかったのですが、今回のお節はお重に詰められて届くので、そのまま食べられます。
親が生きている頃は、毎年、愛知県豊橋市の実家で新年を迎え、父親が働いていた食料品店の手づくりお節と母親が作った煮しめをいただいていました。
マクロビオティックに凝り固まっていた学生時代、動物性も砂糖も一切摂らない食生活だったため実家のお節が食べられず、リマクッキングスクールで桜沢里真先生から習ったお節料理を年末に実家で手づくりしたことがありましたが、料理が下手くそだったせいか、家族からは不評でした。
最近の若い方に聞くと、特にお節を食べないという家庭も多いようですね。
今は毎日がご馳走なので、お節が特別なご馳走ではなくなってしまったということもあるのでしょうが、縁起の良いお節料理のいわれを知ると、また食べたくなるかもしれませんね。
• 紅白蒲鉾 … 半円形は“日の出”の象徴。紅は魔除け、白は清浄。
• 栗きんとん … 黄金色で蓄財につながり、栗は“勝ち栗”。
• 黒豆 … まめに働き、まめに暮らす。
• 昆布巻き … 喜ぶ。
• 数の子 … 子宝に恵まれ、子孫繁栄。
• 海老 … 長い髭を生やし、腰が曲がるまで長生きできるように。
• ゴボウ … 細く長く幸せに。
• レンコン … 将来の見通しがきくように。
• 里芋 … 子芋がたくさんついて子孫繁栄。
ざっと調べただけでも、こんなにありました。
新しい年がすばらしい一年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。