先日、群馬県の草津温泉に行ってきました。
若い頃は温泉には全く興味がなく、昭和54年に参加した「生存への行進」で北海道から福島まで3ヵ月間歩いた中で無料の共同温泉に何十ヵ所も入りましたが、汚れを落とせてサッパリするだけで、温泉だから気持ちいいということはありませんでした。
オーサワジャパンに入って、先輩と東北に出張したり、社員旅行などで温泉に入る機会が増え、先輩達は決まって「気持ちいいね~」と言うのですが、普通のお風呂との違いがよくわかりませんでした。
若くて健康そのもので疲れ知らずだったことと、マクロビオティックで陽性にしていたせいか、身体が温泉を求めていなかったのでしょう。
その後、40代後半から夫婦で関東近郊の温泉に行くようになりましたが、湯あたりして顔がパンパンに浮腫んだり、塩抜けして身体が冷えてしまったりと、なかなかいい温泉に巡り合えませんでした。
草津温泉は有名すぎて観光温泉のイメージだったので、あまり行く気になれなかったのですが、関東の主な温泉を回ってしまったため、一度は行ってみようということで初めて草津温泉に行ったのが平成16年頃。
6つの源泉があり、無料の共同温泉が20ヵ所ぐらいあって、どれも100%源泉かけ流し。
湯あたりや湯冷めが一切なく、身体が芯からポカポカ温まります。
そして、美味しい手打ち蕎麦屋さんが何軒もあるのです。
以来、温泉旅行といえば草津しか行かなくなりました。
今回驚いたのは、千葉からの送迎バスに10名ぐらいの男子学生グループが乗っていたこと。
学生でもカップルであれば理解できますし、中高年男性が宴会やマージャン目当てでグループ旅行するのは昔からありましたが、男子学生グループが何しに温泉に行くのかよくわかりません。
でも、会話を盗み聞きしていると、温泉に入ることを楽しみにしているようでした。
もしかして今時の男子学生は陰性過多で身体が冷え切っていて、本当に温泉が気持ちいいのかもしれません。
だとしたら、日本の将来のために何とかしないといけないですね。
それはそうと、今回草津に行って気づいたことは、マスク姿がほとんどいなかったこと。
雑貨屋さんの70代ぐらいの女性曰く、
「温泉で菌が死ぬから、草津の人は誰もマスクしてないよ!」
確かに、草津温泉は強酸性でpH2前後、ウィルスもイチコロなのでしょうか?