マクロビオティック食事法では主食と副食の割合によって10段階あり、主食=穀物100%の食事を「七号食」と言い、海外では「№7(ナンバーセブン)」と呼ばれています。
七号食から三号食までは植物性100%、二号食から動物性が入り、一号食は果物やサラダ、マイナス一号食からデザートも付きます。
普通に健康を維持・増進させるには五号食から三号食ぐらいがよく、お酒を飲む場合は動物性を入れた二号食以下がいいのですが、マクロビオティックを学び始めた学生の頃は、とにかく極端なことが好きだったので、七号食を何度も経験しました。(おかずを作らなくてもすむというメリットもありましたが・・・)
陽性至上主義のため(笑)、七号食で身体を陽性に締めることがベストのように誤解していて、動物性食品や砂糖をちょっとでも摂ろうものなら「血が汚れた~」と大騒ぎしたり落ち込んだりしたものです。
穀物100%の七号食が血液を一番きれいにする方法だと信じ、初めてチャレンジした時は3日目に右目がスリガラス越しに見るように霞んで見えなくなってしまいました。
たまたまその日、日本CI協会で大森英桜先生の勉強会の日だったので、行って先生に質問してみると、「締め過ぎだよ。野菜スープを摂れば治る」と言われました。
圧力鍋で炊いた陽性な玄米ご飯に塩気のきつい陽性な黒ゴマ塩をたっぷりかけ、陽性な三年番茶をじっくり煮出したものをチビチビ飲むだけでしたので、締め過ぎと言われて当然でした。
さっそく言われた通りに野菜スープを摂ったところ、すぐに見えるようになってビックリ。
食を変えるだけで目が見えなくなったり見えるようになったり、若くして食の神秘を身体で知ることができたのでした。
そういえば、なぜ七号食からマイナス二号食なのか、桜沢里真先生か大森先生に聞いておけばよかった・・・