これを書いている3日前、昼ご飯を食べている時に突然口の中に固い物がゴロンと現れました。
こんな固い物を食べたかなぁと舌で確認すると、その正体は「歯」でした。
以前からグラグラしていた左上の第一小臼歯が抜けたのです。
特に2、3日前からグラグラがひどくなっていたので気にはなっていたのですが、まさか抜けるとは・・・
でも、もう抜ける運命だったようで、痛くもなく、出血もまったくありませんでした。
3回前に「歯の構造と食べ物」のテーマで歯について投稿したばかりでしたので、お恥ずかしい限りですが、抜けてしまったものは仕方がないですね。
その昔、マクロビオティックを始めたころ、日本CI協会の勉強会で大森英桜先生が、マクロビオティックで虫歯の進行を止めることはできても、元に戻すことはできないとおっしゃっていましたが、まさにその通りです。
22、3歳で砂糖は卒業していますので、この40年間は砂糖や砂糖入りの食品はほぼ口にしていませんが、それ以前が問題でした。
子供の頃は合成甘味料全盛期でしたし、バターケースに砂糖をいっぱい入れてバターと混ぜてパンにつけて食べるのが大好きでした。
牛乳も砂糖をたっぷり入れたホットミルクが好きでした。
そんな食生活だったせいか、乳歯は全部虫歯だったと記憶しています。
小学校に上がって永久歯が生えてからは、学校の歯科検診のたびにC1とかC2とか言われ、その都度、歯医者に行って詰めてもらったものでした。
寝る前は練り歯磨きを歯ブラシにたっぷりつけてゴシゴシ磨いていましたが、朝や昼は歯磨きの習慣がありませんでした。
マクロビオティックを始めたころ、野生動物は歯を磨かないのだから人間も磨く必要はない!と勝手に決めつけて、まったく磨かなかった時期が2年ぐらいありました。
当時、日本CI協会で発明家の宮沢秀明先生の講演を聞き、80歳過ぎているのに一本も虫歯がなく、その秘訣は歯を磨かないことだ!みたいなお話をされていて、影響を受けてしまいました。
その後は「茄子の黒焼き」で歯を磨いたり、最近では陰陽ライフの「野草粉」や「柿渋」で磨いたりしていますが、今となっては磨いた方がよかったのか、磨かなくてもよかったのか、本当のところはよくわかりません。
80歳で歯を20本残すという「8020運動」がありますが、今年64歳で残り24本、80歳まで生きられるかどうかわかりませんが、残った歯を大切にしたいものです。
そういえば子供の頃、上の歯が抜けると縁の下に、下の歯が抜けると屋根に投げたものですが、集合住宅の2階なので縁の下がありません。(笑)
あ、あれは乳歯だけの風習なのですね。