まもなく64歳になりますが、生まれてこの方、便秘になったことがありません。
子供の頃から腸が弱く、どちらかというとユルいほうでした。
二十歳ぐらいでマクロビオティックを始めてからもユルいままでした。
玄米ご飯に胡麻塩をかけて一口200回噛んでも、腸の調子は目立って変わりませんでした。
それが、陰陽ライフを立ち上げた平成22年の秋に「玄米三五八漬けの素」を発売し、翌23年春に「玄米塩麹の素」を発売してからというもの、キュウリやカブを漬けては自然食品店やイベントでご試食いただき、残ったら家に持ち帰って食べるという生活をするようになって初めて、食べ物による整腸作用を経験することができたのです。
三五八や塩麹で漬けた野菜の浅漬けをちょっと多めに食べると、翌朝、イヤというほどドッサリ出ます。
子供の頃から毎朝一回の定期便だけだったのが、午前中に2回も3回も出ることもありました。
オーサワジャパンや海の精で働いていた時も会社で取り扱っている漬け物を買って食べてはいましたが、整腸作用を体感したことはありませんでした。
常温で流通するために加熱殺菌していたせいかどうかは定かではありませんが、三五八や塩麹の活きた漬け物を食べるようになって初めて、整腸作用を体験できるようになったのです。
その後、前回ご紹介した「手づくり醤油の素」を平成24年の冬に発売し、コーヒーフィルターで濾過した残りのモロミを溜めて野菜を漬けていただいたところ、腸が引き締まるような整腸作用があり、惚れ惚れするお便りが出るようになりました。
特に、塩麹や三五八にはあまり合わないゴボウのモロミ漬けは、ユルユルでも紙要らずにしてくれる最強の整腸効果でした。
陰陽で並べると、塩麹漬け→三五八漬け→醤油のモロミ漬けの順に陽性になります。
ちなみに花井家の三五八床は平成25年6月に仕込んだもので丸6年経っていますが、時々「素」を継ぎ足すことによって、元気よくブクブク発酵しています。
糠漬けのように混ぜる必要がなく、冷蔵庫に入れっぱなしで食べたい時に漬けるだけなので横着者にはピッタリ!
活きている漬け物、オススメです。