去る5月12日、東京都三鷹市のナチュラル系の会場で、「生存への行進」の40周年記念イベントが開催されました。
子や孫の世代も含めて、総勢100名近くが集まりました。
昭和54年5月に北海道を出発し、翌55年4月に沖縄に到着するまでの約一年間、最初から最後まで歩き通した3名のほか、脱落組(花井は北海道から福島までの3ヶ月で脱落)や中途参加者も含めて10名程の行進メンバーと久々の再会を果たしました。
マクロビオティックと有機農業を広め、原発に反対する行進でしたが、いま歩いても同じことを訴えるでしょう。
当時は異端児扱いだったマクロビオティックと有機農業は、40年経ったいま、知名度は上がりましたが、まだまだ普及したとは言えません。
原発は事故を起こしてもなお再稼働しています。
出発前の総決起集会「聖なる地球のつどい」で自然農法の福岡正信さんが、歩いてもダメ、歩かなくてもダメ、人間は絶望の動物なんだ!と力説されていましたが、そんなことが少し理解できるような歳になってきました。
福岡さんのほか、総決起集会でお話いただいた桜沢里真先生(日本CI協会)、沖正弘導師(沖ヨガ創立者)、武者宗一郎先生(大阪府立大教授、日本食用塩研究会)、谷克彦さん(日本食用塩研究会)等は、すでに他界されています。
先日集まった行進メンバーは、40年前に行進は終わっても、その後もそれぞれの道を歩き続けている同じ志を持った仲間達です。
「つながるいのちの輪」の第二弾は「日本の塩を変えた本当の人々」-専売法を撤廃させた自然海塩運動の立役者たち-(仮称)を企画中です。