身体を見ることで診断する方法を望診法といいます。
ネットで検索すると「三白眼」という言葉がたくさん出てきますが、この言葉を初めて知ったのは学生時代にマクロビオティックと出会ってからのこと。
桜沢如一先生の著書や大森英桜先生の望診法の講義で教わりました。
三白眼とは、黒目が上に上がり、黒目の下に白目が見えている状態のことをいいます。
白目が黒目の左と右と下の三か所で三白眼。(下三白眼ともいいます)
陰陽では、陰性になると黒目が上に上がるといわれていますが、マクロビオティックと出会って40年以上の経験では、黒目の上下移動はあまりなく、むしろ寄り目になったり離れたりする左右移動のほうが起きやすいようです。(寄り目は陽性、反対は陰性)(個人差があります)
毎朝、鏡で黒目の位置を見て、ちょっと飲み過ぎたとか食べ過ぎたとか、陰性過多だとか締め過ぎたなどと健康状態を自己診断することができるので習慣にするといいでしょう。
桜沢先生が米国大統領ジョン・F・ケネディの三白眼を見て、警告の手紙を何度も送ったにもかかわらず1963年に暗殺されてしまいました。
その後、1965年に桜沢著「You are all Sanpaku.」が米国で発行されました。
目よりもっと変わりやすいのが唇。
上唇が胃、下唇が腸といわれていますが、厚くなったり、薄くなったり、荒れたり、切れたり、乾いたり、剥けたり、縦皺ができたり、色が悪くなったりと、日々変化します。
自己診断しやすいのは、鏡を見なくても分かる厚み。
陰性が過ぎると厚くなり、陽性が過ぎると薄くなります。
次に口の両脇の口角。
食べ過ぎて口角が切れてカサブタができたことはありませんか?
口を開けるのが痛くなったら、食べるなというサインです。
ほかにもいろいろありますが、唇や口内のトラブルの多くは食べ過ぎが原因ですので、絶食するか、玄米クリームや葛湯で少食にするのがオススメです。