1979年に結婚してオーサワジャパンに入社した年に「ありしあ」はできました。
当時のオーサワジャパンは小田急線の東北沢駅徒歩2分のところにあり、「ありしあ」はお隣の下北沢駅徒歩3分でしたが、東北沢から歩いて10分もかかりませんでした。
メニューの基本はマクロビオティックで、定食には動物性食品も砂糖も一切使いません。
なので、リマ・クッキングスクールや日本CI協会の勉強会、オーサワジャパンの買い物帰りに寄られる方が多かったようです。
店名の由来はアリシア・ベイ・ローレルさん。
日本でもベストセラーになった「地球の上に生きる」や「太陽とともに生きる」(共に草思社刊)の著者です。
何年か前に来日された時、アリシアさんは「ありしあ」に寄って食事をされたそうです(笑)。
開店当初、食材のほとんどをオーサワジャパンで調達されていて、毎週、車で配達に伺いましたが、その都度、カウンター席でタンポポコーヒーとアップルパイをいただきました。
この組み合わせは今でも大好きで、たまに伺った時の定番です。
昭和58年にオーサワジャパンの卸部門が板橋区に移転するまで、配達は続けていました。
その頃の自然食レストランといえば、渋谷の「天味」、四谷の「マナ」、吉祥寺の「春風堂」、原宿の「モミノキハウス」、西荻窪の「たべものや」などがありましたが、残っているのは「ありしあ」と「モミノキハウス」ぐらいです。
その「ありしあ」が今でも健在なのです。
なんと41年!
内装はそのまんま。
ママさん、お世辞抜きで見た目はまったく変わりません。
可愛い娘さんとお二人で仲良く営業されています。
またアップルパイを食べに行きたくなりました!