『さら湯は身の毒』
これって、いつごろ生まれた言い伝えでしょうか?
ネットで検索すると、
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さら湯の「さら」は、「新しい」という意味。
「さら湯は身の毒」というのは、わかしたての新しい湯は身体によくないということだが、この言い伝えには科学的な根拠がある。
さら湯は、蒸留水に近い状態になっていて、不純物が少ない。
それにつかると、汗やアカが湯に溶けるだけでなく、浸透圧の関係で、体内のカリウム、ナトリウム、脂質といった成分が、湯のなかに出て行ってしまう。
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だそうです。
また、辞書で「さら湯」を引くと、『年寄にさら湯は毒』の文例が紹介されています。
かなり昔から言われていることのようですが、井戸水の時代はまだしも、水道水の「さら湯」に入ると、塩素やトリハロメタンの「毒」も皮膚から吸収することになりますので、毒を中和してから入ったほうがいいでしょう。
天然塩を入れるとか、天然成分の入浴剤を入れればいいのですが、一番簡単でお金がかからない方法は、お風呂のお湯を替えないことです。
花井家では、子供達が巣立ってから年に1、2回しかお湯を替えません。
毎日入っていれば、水が腐ることはありませんし、夫婦だけなので、浮遊物をネットですくえばきれいなものです。
お湯が柔らかいので湯疲れすることもありません。
髪を洗う時も、塩素入りのシャワーは髪を傷めるので、湯船のお湯を桶でくんで使うようにしています。
なお、シャワーは塩素が気化しますので、塩素ガスを吸うことにもなり、要注意です。
カートリッジ交換が面倒でなければ、シャワー浄水器もおすすめです。
「一番風呂は馬鹿が入る」とも言いますが、お子さんがいる家庭では、まず一番風呂はお父さんが入って毒を中和し(笑)、安全なお湯にしてから、お子さんや赤ちゃんに入ってもらいましょう。
家庭の風呂も、源泉掛け流しの温泉と同じぐらい健康効果を求めたいものです。