6月16日発売の「週刊朝日」(6月26日号)に重ね煮の特集が掲載されました。
タイトルは、
『コロナに負けない体づくり
誰でも簡単にできる「薬膳」&「重ね煮」のレシピ』
重ね煮の説明は、
『食材を体を冷やすものと温めるものに振り分け、鍋底に体を冷やすものから順に重ねます』
重ね煮を考案されたのは、桜沢如一先生のお弟子さんで、食養料理家の小川法慶先生(1910-1994)。
陰性な食材は上に向かって伸びる遠心力が強いので下に、陽性な食材は下に向かって伸びる求心力が強いので上に重ねることにより、陰陽のエネルギーが調和して旨味が引き出され、美味しくて健康的にできるという調理法です。
小川先生とは、昭和52、3年の学生の頃に、日本CI協会の講演会と、大阪のマクロビオティック・エコロジー協会(ME協会←今はありません)の夏の健康学園でお話を伺ったことがありましたが、とても厳しい反面、優しくてお茶目な先生でした。
丹後半島で開催されたME協会の夏の健康学園は泊まりがけだったので、ステテコ姿の先生が印象的でした。
ただ2回もお話を伺っているのに、重ね煮のお話をされたかどうか、まったく記憶にありません。
その後、10年ちょっと前の海の精時代に、小川先生から重ね煮を学ばれた大阪の「いんやん倶楽部」の梅﨑和子先生を伊豆大島にお招きし、海の精の工場見学をしていただいて、三原山の火口を一周する「お鉢巡り」もご一緒させていただきましたが、2日間も同行したのに、重ね煮のお話をした記憶がありません。
戸練ミナ先生は、お父上が関西の某自然食品問屋の社長をされていたこともあって、オーサワジャパン時代に何度もお会いしましたが、ミナ先生とは昨年、陰陽ライフが出店しているマルシェで初めてお会いしました。
子供の頃に小川先生に遊んでもらったとのことですが、現在は長野県の安曇野で重ね煮教室を開催されています。
マルシェでは、重ね煮による「安曇野やさいのおかず3種盛り」を作っていただきました。
「エビにんじん」、「安曇野やさいのマリネ」、「きのこの重ね煮のローフ」、どれも美味しかったですが、特に人参を使ったエビフライもどきは感動の美味しさでした。
兼業主夫歴11年目、これだけ重ね煮の先生にご縁があったのに、今まで重ね煮を意識して料理をしたことがありませんでしたが、これを機にチャレンジしてみることにします。