プレマシャンティ開発チームの花井です。
昭和30年代から40年代にかけての子供の頃、家に1台しかなかったテレビのチャンネル権が家族5人に平等に振り分けられるように、「あ・ま・り・と・か」と日めくり(カレンダー)に順番に書いていました。
あ=あきら(長兄)、ま=まさる(次兄)、り=りょうへい、と=とうさん、か=かあさん、です。
ただ、チャンネル権があっても、夜7時から晩ご飯で、父親は毎日ぴったり7時前に帰ってくるので、夜7時はNHKのニュースと決まっていて、この時間帯に見たい番組があっても見ることはできません。
あと、日曜日の午後は父親が藤山寛美の「松竹新喜劇」を見ると決まっていました。
「男は三年に一度笑う」ということわざのとおり、大正7年生まれの父は、家で声を上げて笑ったことは一度もなく、松竹新喜劇を見ても微笑む程度でした。
一度だけ幼稚園の頃、親戚の家で笑わせ上手な叔父と話していて父親が笑う姿を見て、
驚いて母親に「お父さんが笑った!」と言ったらしく、母親は何度もその話をしていました。
そんな寡黙な父親とは対照的に、大正12年生まれの母親は土曜日の午後の「吉本新喜劇」を見て大笑いしていました。
当時、父親は土曜日も仕事で家にいなかったため、母親は大笑いし放題。
エンタツ・アチャコの時代は知りませんが、岡八郎と花紀京が活躍していた頃で、間寛平はまだ出ていませんでした。
松竹新喜劇は子供には面白くありませんでしたが、吉本新喜劇は子供でも面白く、毎週、母親と一緒に見て笑い転げていました。
よく大笑いした母親は93歳、三年に一度も笑わなかった父親は82歳、共に平均寿命は超えていますが、笑ったほうが健康で長生きのようです。
「笑いの効能」で検索すると、
・NK細胞が活性化され、免疫力が高まる。
・自律神経のバランスが整えられ、ストレスが解消される。
・脳の働きが活発になり、リラックス状態になる。
・記憶力がアップする。
・横隔膜が鍛えられ、肺の強化につながる。
ちなみに、前述の笑わせ上手の叔父に4月に会いましたが、90歳を過ぎても現役でテニスをしているそうで、元気に長生きしています。
「笑う門には福来る」、大いに笑いましょう!