父親は晩酌しなかったのですが、小学生の頃の一時期、夏の暑い時だけビールの小瓶を飲んでいることがありました。
「ちょっとだけ!」とせがむと、コップに1㎝ぐらい注いで飲ませてくれましたが、それ以上はダメでした。
一度でいいからコップ一杯飲みたいと夢見ていたところ、小学校6年生の時、音楽の先生が宿直当番の日の夕方、一人で宿直室に遊びに行くと、ちょうど晩酌をしている最中で、「一杯ちょうだい!」とおねだりしたところ、コップになみなみと注いでくれて、生まれて初めて酔い加減になったのでした。
その後、高校2年の時に親友の家に遊びに行くと、理解のあるお母さんが手作りの餃子とお燗酒を出してくれて、酔うことを覚えました。
夏休みにクラスでキャンプに行ったときは、担任の先生公認で酒盛りし、先生が一番酔っ払っていました。
文化祭や体育祭の打ち上げも酒盛りが当たり前でしたが、当時は学生服でも酒屋でお酒が買えたおおらかな時代でした。
2級酒の一升瓶をラッパ飲みで回し飲みしてはゲロゲロと吐くことを繰り返しましたので、高校時代ですでに限界を知ることができました。
大学に入ると、二十歳前でも飲み屋解禁となり、音楽サークルの仲間とよく飲みに行きました。
貧乏学生相手の安い居酒屋がどこにでもあった時代です。
高校時代に限度を覚えたので、大学で羽目を外すことはありませんでしたが、二十歳でマクロビオティックを始めてから、塩気が効いて陽性になったせいか、いくら飲んでも酔わなくなり、日本酒だったら5合、ビールだったら大瓶5本は飲まないと酔えない不経済な身体になってしまいました。
それから40年以上経ち、さすがに酒量は減りましたが、この間、休肝らしい休肝をしたことがなく、それでも大病せずにまもなく65歳を迎えようとしています。
3年前に大腿骨を骨折して3ヶ月入院した時は当然飲まなかったので、退院後は断酒できるかなぁと期待していましたが、すぐに元通り復活してしまいました。
断酒はともかく、休肝もできない理由を考えると、
1.毎朝20~30分、ヨガ&ストレッチをしていること
2.朝風呂に入ること
3.兼業主夫でその時の体調に合った食事を作ってしまうこと
ヨガ&ストレッチをして朝風呂に入ると、前日のお酒は完全に抜けてしまうので、また美味しく晩酌できる身体になってしまうのです。
なお、朝から飲むのは正月三が日だけで、アルコール依存症ではありませんので誤解なきようお願いします(笑)