住んでいる千葉県柏市の保険年金課から「特定健診」の案内ハガキが届きました。
検査内容は、血液検査、血圧測定、尿検査、身体測定、問診・診察。
バリウムを飲んだり肺のレントゲン検査はないので、人間ドッグやがん検診のように身体に負担はかからないようですが、血液検査や尿検査でひっかかって病院に行かされる可能性はあります。
健康診断を受けなくなって11年目。
オーサワジャパンや海の精時代は強制的に受けさせられましたが、それでもバリウムやレントゲンを拒否しては会社の総務担当から叱られていました。
独立して陰陽ライフを立ち上げてからは、一人会社なので誰からも文句は言われず、健診は受けずにきました。
今年65歳になって前期高齢者となりましたので、たまには受けてみようかと迷っていたところ、定期購読している「週刊朝日」の最新号に「いらない健康診断」の記事が4頁に亘って掲載されていました。
よく、早期発見、早期治療が大事だと言われますが、本当に早期発見して早期治療することが身体にとって良いことなのでしょうか?
良いことどころか、もしかしたら悪いことかもしれないのです。
週刊朝日の見出しにも、
“「進行するがん」と「消えるがん」は見分けがつかない”
と書かれています。
「消えるがん」???
マクロビオティックの世界では、がんは大きくなったり小さくなったりして、消えることもあることは以前から言われてきたことですが、がんの専門医が「消えるがん」があることを公にするのは珍しいのではないでしょうか?
それとも、最近はこれが当たり前なのでしょうか?
でも、健康診断を受けてひっかかって、病院で精密検査を受けたら初期のがんが見つかった・・・でも、「進行するがん」か「消えるがん」かはわからない・・・そんな時にどうするか・・・
そもそも「がん」と診断されることが、精神的にも肉体的にも「悪いこと」のような気がします。
30年ぐらい前、マクロビオティック提唱者の桜沢如一先生のお弟子さんで健康指導をされている先生が、ある日、お腹が痛くなって我慢できなくなり、病院に駆け込んだ翌日にお亡くなりになられました。
調べてみると、胃がんの末期だったようです。
周囲の方のお話によると、苦しんだのはたったの一日だけ。
もしかしたら、ずーっと我慢されていたのかもしれませんが、病院に駆け込んだのは亡くなられる前日。
がんの末期でも、ピンピンコロリのような逝き方ができることを示された先生でした。
だから、健康診断も受けず、多少の体調不良は食養生で治して、病院に頼るのは最後の最後でいいのではないでしょうか?
このタイミングでこんな記事に出会ってしまったということは、今年も受けるな!ということだと受け止め、また当分の間、受診しないことにします。(←良い子は真似しないでください 笑)