子供の頃、寒くなるとよく鼻水を垂らしていました。
さらさらした水っぽい鼻水ではなく、ドロドロした粘りの強い「青っぱな」です。
だから、鼻クソもたまりやすく、大きい塊ができて、遠くに飛ばしっこして遊べたぐらいです(笑)。
鼻詰まりも起こすので、夜、寝づらいことが多かったです。
左右両方詰まったときの寝苦しさといったら・・・今では想像もできませんが、それはそれは苦しいものでした。
大人になってからは、青っぱなも、大きい鼻クソも、夜の鼻詰まりも、ほとんど経験しなくなりましたが、なぜなのでしょう?
昔はポケットティッシュなんて洒落たものはなかったので、鼻水が出るとジャンバーの袖口で拭いていました。
なので、ジャンバーの袖口は青っぱなが固まってガビガビでしたが、今どきの子供はきれいなものですね。
では、今の子供は青っぱなを出さないかと孫達を観察しても、誰も出していません。
なぜ最近の子供は青っぱなを出さなくなったのでしょう?
なぜ昔のような鼻たれ小僧がいなくなったのでしょう?
栄養が良くなったから?
いえ、マクロビオティック的に見れば、昭和30年代のほうが健康的な食事でしたので、それが理由ではないでしょう。
そういえば、みんな鼻たれ小僧でしたが、風邪を引いているわけではなく、健康そのものでした。
健康なのに鼻水が出るのはなぜか?
部屋が寒かったし、衣類も今ほど暖かくなかったからでしょうか?
そもそも鼻水とは何か?
調べてみると、さらさらした水っぽい鼻水は、細菌やウイルスなどの異物の侵入を防ごうとして出てくるのだそうです。
また、花粉やゴミ、チリといったものを吸い込まないように鼻水が出て洗い流しているのだそうです。
そして、青っぱなは、細菌やウィルスと戦った白血球の死骸が膿となり、黄色や緑色のどろっとした鼻水や痰になって排出されるそうです。
青っぱなには別の説もあり、蛋白質の摂取が不足すると緑色の鼻水が大量に分泌される、というもの。
この説に従えば、昭和30年代はまだ食肉の摂取が少なかったため鼻たれ小僧が多かったということになり、納得させられます。
この歳になって初めて鼻水のことを知りましたが、目からウロコです。
そういえば、ふだんマスクをしませんが、たまにマスクをすると鼻水が出るのは、マスクをすることによって細菌やウィルスなどの侵入を防ごうという意識が働くため、自然に出るのかもしれませんね。(←たぶん間違っています)