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すぐれもの

「ながら」調理でも、もちっ、ぷりっとゆであがるうどん

投稿日: 2019年2月22日 更新日:

プレマシャンティ開拓チーム 横山です。

麺が好きな家庭で育ったせいか、麺が毎日続いても嫌ではありません。中華麺やパスタ、うどん、そうめん、そばと、その日の気分にあわせて麺を選び、具材の組み合わせを工夫するだけで、どんどん世界が広がるのも麺料理が好きな理由のひとつです。

私にとって、麺と米飯はどこか似ています。

湯がき方、炊き方ひとつで、身体の調子にあわせられるところや。疲れたときやお腹がペコペコな時に、ありあわせの具材でささっと料理ができるところは、とても良く似ています。それ以上に、ゆがいただけ、炊いただけで美味しくなければ、一緒に提供するおかずや具材をどれだけ工夫しても、料理全部が残念な印象になってしまうところはそっくりです。美味しい麺も、おいしい米と同じく、海塩を少しつけて頂くだけで甘みがあり、噛んでうま味がでてきます。ゴマ塩だけ、梅干しだけでも、甘みとうま味を感じる麺が本当に美味しい麺だと思います。

プレマシャンティの手延べ讃岐うどんは、「ながら」調理でも、もちっ、ぷりっとゆであがるうどんです。口に含んだ瞬間はあっさりとした味わいのように感じるのに、噛めば噛むほど甘みが出てくるのもお気に入り。オーストラリアやアメリカ産の小麦に比べて、国産小麦は甘みがあるのか、それとも製麺の行程で熟成をするからか、甘みやコクが複雑に絡み合って、噛めばその分、奥からうま味が湧き上がってくるようなうどんです。現在の製法は「手延べ」といっても、練りやのばしの作業は機械の力を借りています。機械の力を借りるといっても、粉を入れてボタンを押したら出来上がりというわけではありません。

粉に入れる塩や水の量は、季節や天気にあわせて人が判断するものですし、練る、のばすなどの工程の合間ごとにひとの目と手が入ります。嗅覚で香りをかぎ分けながら粉を捏ね、いたぎ、こなし、かけば、こびき、箸分け・・・と都度手を加えながら仕上げる麺は、昔からのつくり方に極力近づけようと機械をつくりあげた技術者と、讃岐のうどんづくりと味を忠実に後世に伝えようとする職人の想いが合わさり生まれたものです。丁寧にものづくりをするひとたち、美味しさを伝えたいとものづくりをするひとたちの作品には、食感といい、味といい、その姿勢が隅々にまで表現されているようです。

讃岐うどんの故郷、讃岐地方。現在の香川県に該当するこの地域では、小豆島の醤油と海塩、瀬戸内でとれる小魚、良質の小麦が手に入ったといいます。江戸時代にもさかのぼるうどんの歴史は、今でいう地産地消に支えられ、時には米作が困難だったこの地域にとっては、非常食や保存食の役割も果たしながら今に続いています。讃岐地方に暮らす方々にとってのうどんもまた、ある意味、米と似ているのかもしれません。

この記事を書いた人

プレマシャンティ開発担当。料理人
横山奈保 (よこやま なほ)

日本生まれ、海外育ち。
肉体の極限を追い求める競技者として育ち、肉体と食、食と精神、精神と肉体の関係を知る。現プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

自然食品 通販 おすすめ アイテム

歯ごたえと喉ごしに自信あります!

国産小麦の持つ固有のうま味は、日本伝統の麺の味にぴったりと馴染むだけでなく、かつおや昆布、乾しいたけが醸し出す「だし」のうま味や醤油・みそなどの伝統発酵食品のうま味に呼応して、味が一層深まります。
かけやつけだけでなく、冬は鍋にも。万能つゆをお好みの濃さに薄めて、また白だしでつゆをつくって、ゆがきたてのうま味と喉ごしを満喫ください。

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「ながら」調理でも、もちっ、ぷりっとゆであがるうどん

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執筆者紹介

中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士、電気工事士(2種)、健康不動産株式会社 代表取締役、電磁波環境測定対策士組合長。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

久野真希子

久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。

岸江治次

岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

横山奈保

横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

花井良平

花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

山口勝弘

山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

山崎美穂

山崎美穂 (やまさき みほ)

「仕事と家庭を両立しながら頑張っています!」プレマ株式会社プロモーションセクション プロモーター

上ヶ谷友理

上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

寺嶋康浩

寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

電磁波環境測定士協会理事長。電磁波対策だけしかしない第二種電気工事士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

坂井歩

坂井歩 (さかい あゆみ)

ひとたびハマると、どっぷり浸かってしまう根っからのオタク気質。恐竜、日本史、きのこ、首都、絵本、百人一首……子どもの成長にともない、その無駄な知識をひけらかしては喜ぶ毎日。

西村初美

西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。普段はおっとり型なのに、考えるより先に見切り発車で行動してしまい後から困ることも多々。犬と中学生との二人と一匹暮らし。

中川愛

中川愛 (なかがわあい)

1996年、インド生まれ。帰国後は男の子と外を駆け回る活発な幼少期を過ごす。小学4年から中学までをかつやま子どもの村小中学校で、高校はきのくに国際高等専修学校で充実した学校生活を送る。立命館大学を卒業後、母校のかつやま子どもの村小中学校で教員を務め、2022年プレマ株式会社に入社。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。

内田光香

内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

十二村英里

十二村英里 (じゅうにむらえり)

プレマルシェ・スタジオ中目黒でイベント運営や展示販売などを担当。2021年に待望の第一子を妊娠し、翌年に無事出産。新米ママとして育児と仕事に奮闘する日々。

鈴木 啓子

鈴木 啓子 (すずき けいこ)

現代の忙しい女性たちに、米ぬかと大豆の自社製品を使った簡単で美味しいレシピや食材をまるごと食べる一物全体の大切さをイベントや講座で伝えています。

松本春菜

松本春菜 (まつもとはるな)

ジェンダーフリーの長男と、ラガーマンの次男を育てる2児のシングルマザー。子どもたちも大きくなり、子育てに余裕が出てきたのでいろいろなことに興味津々。

堂尻友子

堂尻友子 (どうじり ゆうこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

城島淳子

城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

峰村東子

峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。