私が生まれ育った家には、
立派な「大黒柱」がありました。
大黒柱は家の中央にある
特別に太い柱のことで、
それが転じて、一家を支える人
という意味もあります。
大黒柱になる木は、
年数を重ねた太さのある木が使われますが、
それは太さ以上に、
木が生きた年数使えるということを
昔の人は知っていたそうです。
例えば、200年生きた木を大黒柱にすれば、
200年家を支える柱となるのです。
私たちと木の寿命は大きく違い、
流れる時間も違います。
私たちがいつまでも、
元気で過ごせるようにという願いを込めて、
生活の中心を支える柱として
使われていたのかもしれません。
木は全重量の約3%しか生きた細胞がないそうです。
生きた細胞は木の皮の内側にある形成層にしかなく、
3年以内に細胞は死んでしまします。
死んだ細胞のうち形成層の内側の細胞は木質化し、
水や栄養素の循環、木を支える柱となり、
外側の細胞は木の皮となり形成層を守るのです。
つまり、樹齢800年の大杉も
生まれて3年以下の細胞ばかりなのです。
人間とは違う時間の流れのなかで
「死」が「生」を支え命を繋いでいるのは、
木ばかりではありません。
微生物も同じです。
例えば、よく知られている乳酸菌の寿命は、
約3日〜1週間だといわれています。
発酵中の乳酸菌は炭水化物を取り入れ、
乳酸を生成しながら、
細胞分裂をして子孫を残します。
それは長くても1週間で
世代が交代するということです。
そうやって人にとって有用な物質を作り、
命を繋ぎならが発酵が進んでいくのです。
生きた時間だけ家を支える大黒柱のように、
発酵食品は発酵期間が長いほど、
私たちに有用な物質をたくさん蓄え、
身体だけでなく命を支えてくれる
食品になるのではないでしょうか?
微生物がコツコツ働いた時間が
そこに濃縮されているのが
発酵食品なのかもしれません。
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ブラジル産の有機野菜を中心に
約80種類以上をマクロビオティックの原理に
基づき自然発酵させた酵素です。
約9年前に仕込まれた元気酵素の素は、
今もなお発酵熟成中です。
昨今、栄養素ばかりが注目され、食品が作られる
プロセスまで意識が行かないことが多いですが、
発酵食品には栄養学的に数値化できない
発酵食品が持つ”時間”という
栄養素があるのではないかと思うのです。
ぜひ、ご自身の身体で体感してみてください。
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