矢田さんのお家料理~6月号の裏側
プレマシャンティ開発チーム 横山です。
らくなちゅらる通信の中で、
プレマシャンティに割り当てられている1ページが
出来上がるまでの短いやりとりをご紹介する
「矢田さんのお家料理」。
詳しくは、こちら「矢田さんのおうち料理@プレマシャンティ」>>
昨年12月の番外編(さつまいもの会)以来、
すっかりご無沙汰していました。
ご無沙汰してはいても、裏側では着々と、
矢田さんのチャレンジが続いておりました。
最近はプレマシャンティのインスタグラムでも、
美しい写真を公開し続けていた彼女のお陰で、
私とのコラボレーションも淡々と続いていましたが、
「矢田さんのお家料理」ブログは久々です。
さて6月のテーマは、「冷たい麺」。
毎年、この時期の定番です。
鉄板のテーマ過ぎて、つまらなくならないよう、
せっせと智慧を巡らせるわけですが、
今回は特にネタが便秘(笑)
梅雨時期にお蕎麦をご紹介したく、
敢えて年末でなく、5月まで待ってから
更科と田舎の2種の十割そばをプレマシャンティの
新しい仲間に迎え入れたのにも関わらず
直前まで方向が決まりませんでした。
矢田:
6月号の広告「冷たい麺」どうしましょうか〜?
横山:
十割蕎麦にします。
シンプルに、梅干しとシソか、梅干しと大根おろしの蕎麦
どうでしょうか。
冷たい蕎麦で ゆでた蕎麦の上に、細く千切りにした大根をのせて
梅干しのたたいたやつ(梅干しの種をとって潰しただけでも)を
真ん中にそえて、そばつゆをかけていただく というもの。
好みで千切りの青じそを盛ってもOKです。
数日後・・・
矢田:
広告、お待たせしました。
千切り大根、ちょっと太かったですね?!
そばに馴染む細さ=そばと同じくらいの太さ
と勘違いしていたことに気がつきました。。
細い方がそばに馴染みますよね。。
でもこれはこれでとっても美味しかったです!
そばを冷水に入れた瞬間からそばが美しくて、
横にいた夫が「めっちゃ旨そうやな」と言ったほど。
プレマシャンティのそばは本当にハイレベルですよね。
「干しそば」もめっちゃ美味しいけど、
これもめっちゃ美味しい。
そば湯も美味しかったです。
家で美味しいそば湯がいただけるのうれしい。
ハイレベルですって!
お褒め頂いて光栄です。
どれもこれも、作り手さんたちのお陰です。
皆さん自身も美味しいものが好きで、
美味しいものをお届けしたいと切に願う
キラ星のような作り手さんです。
そしてさらに、真っ正直。
口に美味しいものをお届けするなら、
身体にも「美味しいもの」をと実践されています。
今回ご紹介を始めた十割そばは、
蕎麦粉十割の干しそばが欲しい!という
私の個人的な希望がきっかけでした。
小麦粉や山芋などのつなぎをいれた蕎麦は、
テキトーに茹でても麺が切れず、ゆでた後放置しても、
扱いが楽なので使い勝手がとても良いです。
それでも時々、身体が「蕎麦だけ食べたく」なるので、
ソバの実をゆがいて蕎麦がゆをつくったりしていましたが、
やっぱり「麺」の良さは捨てきれず。
難しいと云われながらも探していた干麺に、
運よく出会えたという次第です。
蕎麦の実の不作が数年続いた後なので、
国産十割で作ろうとすると仕入値でヒヤヒヤ、
国産有機の蕎麦の実を手に入れようとしても、
ご新規さんはお断りの状態です。
ですから乾麺に限っては、
純国産ではありません。
実際のところ、100%蕎麦粉では、
生麺に勝る麺はないなあと食べて感じます。
保存性の高さや利便性の良さで、
食べたい時にすぐ使える十割そば干麺を、
どうしても手元に置きたくなるんですけれど、
蕎麦湯だって生そばだから美味しいと
いつもそう思います。
それでも生麺に大きく遜色ない蕎麦を
頂こうとするなら、ゆで方!
たっぷりの湯でぐらぐらと、
時間をきっちり計って、なんなら、
気持ち長めに茹でる。
そして氷水でしっかり洗って、
最後に冷水でキリッと締めたら、
秒を争いながら頂く!
茹でたてが美味しいのは、
麺の万国共通な気もしますが、
水をケチっては美味しくないのが、
日本の麺類なんでしょうね。
ちなみに・・・
本当に蕎麦湯が旨かったり、
最後に頂いた方がいいよというのは、
どうやら生麺に限るようです。
それでも今回ご紹介の十割そば達も、
気分で頂く分には、蕎麦湯まで美味しい!
味の点では、合格点です。
そうそう最後に。
今回学んだことがひとつ。
そばつゆは、蕎麦によって変えましょう。
どんな蕎麦でも、同じそばつゆを使っていたけれど、
今回、蕎麦の配合や味わいが、そばつゆひとつで
生きたり消えたりするものだと体感しました。
驚くほど、蕎麦の旨みが変わりますよ。
【横山のひとりごと】
「矢田さんのお家料理」は、2020年6月に始めたのに、
なぜか今回、ようやく6回目(汗)
ブログにならない間にも、毎月ああでもない、こうでもないと、
淡々とは程遠いやり取りのなかで、美しいビジュアルが誕生し、
らくなちゅらる通信の1ページとして皆様のお手元に届いています。
毎回 お料理の写真ではないけれど、
盛りつける・中身を見せる・イメージを膨らませると、
様々な形で工夫を凝らす矢田さんとのやりとりは、
それ自体がとても楽しいものです。
今のところはお料理限定のブログになっているけれど、
料理以外の時々のやり取りをみて頂くのも面白いかもしれません。
私の筆不精っぷりが、盛大に発揮されておりますが・・・(笑)
書く時は、書きますから!