2月となりました。旧暦では2月は新年です。昨年、健康に何事もなく過ごせたことに御礼を言って本年も感謝の気持ちで有り難く過ごしたいものです。
今回はよくご質問をいただく当医院の名前の由来についてお話したいと思います。当医院は「ケテル歯科医院」といいます。電話や文書では「ケトル」とか「ペテル」とか妙な間違いをされて困ったものです。患者さんや業者さんには、しょっちゅうケテルってどういう意味? 外の看板のケテルの意味いつも気になっていましたと質問されます。
実際にケテルと検索すると、ヘブライ語で王冠を示すと出てきます。私の歯科人生に大きく影響を与えてくださった師匠の先生から、開業時にいくつか名前の候補を頂き、その中から選んだものです。響きが良いなと何気なく選んだ言葉の中に自分でも予想しなかった程深い意味があったことに今正直驚いているのです。更に細かくひいてみますと、旧約聖書にエデンの園の中央に植えられた木、「treeof life」「生命の木」「セフィロトの樹」{神秘思想のカバラ(大宇宙と小宇宙の構造)において10個のセフィラの第一番目がケテルで、数字は1で宝石はダイアモンドを象徴し惑星は海王星を象徴し王の横顔で表される。}ケテルは大宇宙との接点、神の意志、思考、創造の源泉純粋存在、頭頂のチャクラ、均衡の中央部の柱の頂上部、円の中心点、神との合一と書いてあります。生命の樹は簡単に言えば科学、心理学、哲学、神学を一つの形に要約する図式を現していて、それはフラワー・オブ・ライフの円の交点を結んだ図形なのです。
フラワー・オブ・ライフ( 生命の花)は、19の円とそれを囲む2重の外円でできた幾何学模様のことで、すべての生命のあらゆる側面が含まれているシンボルです。古代神聖幾何学を発見したドランヴァロ・メルキゼデクによれば、すべての生命はフラワー・オブ・ライフが創造のパターンであり、人や動物の身体の中に深く刻まれていると解いています。
プレマさんでは、フラワー・オブ・ライフでイメージされる模様を印した形態のアラジン・ウォーターサーバーとミソス・グラスがありますが、見た瞬間になんて素晴らしい形なのだろうと直感で感じました。機能と形態は関係するように、このアラジンサーバーとグラスは形態からしても良い波動に転換する何かを持ち合わせているようです。それに加え底にフラワー・オブ・ライフの幾何学模様が入っていますので、私が引きつけられるのも、その中にケテルがあるからだったのかもしれません。
名は体を現すと言われますが、日々の臨床を身体が癒えれば良いなと思いながら研鑽してきた方向性は、このケテルという名前に導かれたといっても過言ではありません。医療をどの目線で見るかという事は、宇宙の秩序に沿った見方をしなければ身体は癒えないと思うからです。今年も皆様のご健康をお祈りしております。
田中 利尚
田中 利尚氏 歯科医師.整体師 日本抗加齢医学界専門医 国際統合医学界認定医 「咬合(かみあわせ)を制する者は歯科をも制す」という、歯科医学の見落とされている最も大切な力学的調和という根本理論に触れ、かみあわせを追求。しかし身体が変位していると良いかみ合わせを構築できないところに西洋医学の限界を感じ統合医療を目指し東洋医学(整体)を勉強。 顎が痛い、お口が開かない、首肩の凝り、腰痛、うつ病までを含む顎関節症の治療にも取り組んでいる。 「健康は歯から」を確信している。 |