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Web・多事争論@中川信男 裏話編 すぐれもの

サンラメラの欠点(2)中川信男

投稿日: 2017年12月16日 更新日:

サンラメラ、ほんとうにひどいんです。

まさか、こんなに欠点だらけとは・・・・

冬はとても寒くなる、京都太秦(創業地)の私のデスク。
下はコンクリート、しかももう築60年以上は経過していると思うので、
とても空気暖房では暖かくなりません。

一度、サンラメラに慣れてしまった生活をした人はご理解いただけると思いますが、
エアコンやファンヒーターでは空気が「からから」になってしまうだけではなく、
暖かい風が直接肌に触れるとカッサカサになってしまう苦痛を感じますよね。

ホテルや旅館などに泊まろうものなら、もうそれは拷問のように感じてしまい、
肌も喉、鼻の粘膜もズタボロ。

オイルヒーターでは遠赤外線特有の暖かさを感じることがなく、
サンラメラ以外で「遠赤外線暖房」を謳っているヒーターのパワーを感じない
中途半端な生ぬるさにイライラしてみたり。

よく、あんなひどい環境で冬を過ごしていたなと思うわけです。
日本の冬の室内環境って、ひどすぎると思います。
サンラメラが来ると、もう全てが一変してしまい、
価値観そのものが変わってしまいます。

そんな、プレマの宗教である「サンラメラ教」の原理主義的主張ともいえる
「サンラメラこそ、冬の太陽だ、人生だ、豊かさだ!」という教えに触れてしまうと

『サンラメラが故障したら、どうやって生きていったらいいんだ!』という
憤りとも、失望とも言えない、神様から見放されたような気分になるのです。

 

かくいう、私の足下のサンラメラはもう11年目。
名前は「らめらくん」です。

なんで、11年間と分かったかって?

サンラメラの裏側裏側に、ロット番号があり、販売元のアイエフに確認すると
何年前の製品か、すぐに分かってしまうのです・・・・

 

そんな、考えたくもない、激寒の中でのサンラメラの故障ですが、
私は自宅や会社、別荘、経営している小規模旅館も含めて20台以上の
サンラメラを所有していますが、1回も壊れたことがありません。

ただ一度だけ、今は高校3年生の息子がまだ小学生だった頃、
部屋を走り回って1200型を激しく転倒させ、
サンラメラの心臓そのものであるセラミックパネルが割れたことが
ありました。

このときは、私もまだ若かったこともあって、
「これ、いくらするのか知ってるのか!」と言いながら、
息子の尻を叩きました。

今は、もう50歳前になって、なんであんなに激しく叱ったのか
恥ずかしい次第ですが、あとにも先にも、セラミックパネルが割れた以外の
トラブルは一度もありませんでした。

 

そんな、信者を裏切らない私の愛しい「らめらくん」が、ジージー音を立てていて、
時間が経過する毎に暖かさが弱まっていきます・・・

同じくサンラメラ信者のあなたなら、きっと私の心が120%分かるはず、
心細く、悲しくてなんとも言えない気持ちになってくるのです。

「どうやってこの先、生きていったらいいのか!」
「サンラメラは人生だって、何万回も言ってきたのに!!!」

早速、懇意にしている2代目松尾社長にメールをしますと
「ロット番号からいって、11年前の製品ですね」とお返事。

長女が21歳になっているのですから、もうそれくらいは経つのでしょう。

サンラメラの取扱を始めてからはもっと時間が経ちますが、
らめらくん@京都太秦は、ジージー音を発して数日後、そのままぬくもりを
失ってしまいました。

 

こんなに生き物のような、人の心と体をつかんで離さない暖房機があること
自体が、サンラメラの究極の欠点です。

 

しかし!

生き物なら、ぬくもりを失えばもう終わりですが、
らめらくんは違います。

サンラメラにしかない、遠赤外線だけを強く放射するセラミックパネルと
電気系の結合箇所はとても繊細に作られており、その部分が劣化してくると
このような現象が起きているにすぎないのです。

他の暖房機なら、もうこうなるとお手上げですが、なんと修理可能です。

無料保証の5年は経過していましたが、多少の費用でまた元のように
復活できるのは、サンラメラのよい点でもあります。

 

そもそも、私が所有しているサンラメラは、弊社独自の返品保証で
「こんなのいらんわ!」と追い返されてきた、愛しい子ばかりです。

そのまま私が引き取って愛用しているわけですが、11年間も何事もなく
元気に暖かさをとどけてくれたという事実だけが残ります。

考えてもみてください。

給湯器にしても、トイレにしても、エアコンにしても、11年も経てば
もう基本的に修理不能、買い換え時期です。

基本的な技術を何も変えなくても、最初から理想的な状態になっている
サンラメラだからこそ、最新じゃないと電気代が高いとか、
最新じゃないと機能が劣るとか、そういうことが全くないのです。

こんなものは世の中にそうあるものではありません。

子の代、孫の代までといえば大げさ過ぎますが、
少なくとも成人した娘もまた、サンラメラ教の信者となってしまい、
「エアコンはかなんわー」というLineが届くような、
理想的な信者となりました。

この記事を書いた人

プレマ株式会社 代表取締役
ビーガンジェラートマエストロ

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士、電気工事士(2種)、健康不動産株式会社 代表取締役、電磁波環境測定対策士組合長。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

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私が会うお客様の半数以上から「サンラメラ、最高です!」といわれ、この言葉を聞くことが生きがいになりつつあります。「ジェラートおいしいです!」、と同等に教祖を喜ばせる魔法の言葉です。

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執筆者紹介

中川信男

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。3人の介護、5人の子育てを通じ、東西の自然療法に親しむ。 ただし、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。
1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社 代表取締役。
2018、2019、2020年イタリアジェラート協会開催の世界大会で3年連続入賞。
宅地建物取引士、電気工事士(2種)、健康不動産株式会社 代表取締役、電磁波環境測定対策士組合長。
趣味はマリンスポーツ。脳内は基本、海か湖のことを考えている。

久野真希子

久野真希子 (くの まきこ)

2010年入社。海外事業担当。「フォーリア」や「コトー・ナンテ」などさまざまな輸入品の取り扱いにはじまり、海外での事業展開を進めています。

岸江治次

岸江治次 (きしえ はるつぐ)

20代に桜沢思想に出会いマクロビオティックを始め、新卒でムソー株式会社入社、及び、正食協会にて30年間勤務。現在プレマ株式会社執行役員

横山奈保

横山奈保 (よこやま なほ)

プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。

花井良平

花井良平 (はないりょうへい)

学生時代からマクロビオティックを始め、オーサワジャパンにて27年間勤務し、同社社長を歴任。その後、海の精企画部長。現在陰陽ライフ代表取締役

山口勝弘

山口勝弘 (やまぐちかつひろ)

1955年 大阪市生まれ。 アルファウェーブ開発者。

山崎美穂

山崎美穂 (やまさき みほ)

「仕事と家庭を両立しながら頑張っています!」プレマ株式会社プロモーションセクション プロモーター

上ヶ谷友理

上ヶ谷友理 (うえがたに ゆり)

娘たちは2人とも生まれつき卵・牛乳アレルギー&アトピーで、小さいころは食べるものや日々の生活に四苦八苦していました。これからは自分自身の健康も意識しながら、前向きに笑顔で過ごしていきたいです!

寺嶋康浩

寺嶋康浩 (てらしま やすひろ)

電磁波環境測定士協会理事長。電磁波対策だけしかしない第二種電気工事士。関西大学工学部卒。
広告制作や宣伝に携わる傍、身体、心、食事、運動4つの面から健康をサポートする
ポラリティセラピーやクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)を学ぶ。2011年、父の死を機にボディワーカーに転身。全国で述べ1,000人以上の身体と向き合いセルフケアを提供している。趣味は山登り、古武術、ダンス。

坂井歩

坂井歩 (さかい あゆみ)

ひとたびハマると、どっぷり浸かってしまう根っからのオタク気質。恐竜、日本史、きのこ、首都、絵本、百人一首……子どもの成長にともない、その無駄な知識をひけらかしては喜ぶ毎日。

西村初美

西村初美 (にしむらはつみ)

京都生まれの京都育ち。2013年よりプレマ勤務。普段はおっとり型なのに、考えるより先に見切り発車で行動してしまい後から困ることも多々。犬と中学生との二人と一匹暮らし。

中川愛

中川愛 (なかがわあい)

1996年、インド生まれ。帰国後は男の子と外を駆け回る活発な幼少期を過ごす。小学4年から中学までをかつやま子どもの村小中学校で、高校はきのくに国際高等専修学校で充実した学校生活を送る。立命館大学を卒業後、母校のかつやま子どもの村小中学校で教員を務め、2022年プレマ株式会社に入社。

望月索

望月索 (もちづき さく)

人一倍不摂生な出版仕事人が37 歳、40 歳、44 歳で出産、育児の経験も積み、健やかな暮らしについて学び合う協会の設立メンバーに。編集、ライター、一般社団法人日本マクロヘルス協会理事。

内田光香

内田光香 (うちだ みか)

編集職を経て、2021年入社。生まれた時から数多くの土地で暮らし、各国を旅した経験から、そこだけの「人・もの・文化」の魅力を伝えるのがライフワーク。
おいしいヴィーガン料理を愛する食いしん坊。野菜ぎらいな小学生の娘と二人暮らし。

十二村英里

十二村英里 (じゅうにむらえり)

プレマルシェ・スタジオ中目黒でイベント運営や展示販売などを担当。2021年に待望の第一子を妊娠し、翌年に無事出産。新米ママとして育児と仕事に奮闘する日々。

鈴木 啓子

鈴木 啓子 (すずき けいこ)

現代の忙しい女性たちに、米ぬかと大豆の自社製品を使った簡単で美味しいレシピや食材をまるごと食べる一物全体の大切さをイベントや講座で伝えています。

松本春菜

松本春菜 (まつもとはるな)

ジェンダーフリーの長男と、ラガーマンの次男を育てる2児のシングルマザー。子どもたちも大きくなり、子育てに余裕が出てきたのでいろいろなことに興味津々。

堂尻友子

堂尻友子 (どうじり ゆうこ)

自然への畏敬の念と自然食品への関心を深める。システム管理会社勤務を経て、現在2児の母。プレマシャンティのデータ&家電担当。

城島淳子

城島淳子 (じょうじま じゅんこ)

自然療法や波動医学を実践。解熱剤や抗生剤等を使わず3人の息子を育てている。九州在住でご当地商品の開発担当。

峰村東子

峰村東子 (みねむら はるこ)

発酵などの実験・体験が好きなみそソムリエ。家にある発酵中の瓶は数知れず。 まれに個人で調味料作りのワークショップ開催。週末は卓球に勤しむ2児の母。プレマ株式会社 東京在住スタッフ。